- 部長(教授) 北中 明 Akira Kitanaka
認定医・専門医・指導医 日本臨床検査医学会専門医、日本血液学会専門医・指導医、日本輸血細胞治療学会認定医、日本内科学会認定内科医・総合内科専門医、認定ICD
- 出身大学
- 香川医科大学 H2.3卒業
- 技師長
- 岡﨑 希美恵
臨床検査は患者さんの病気を正しく診断したり、治療の方針を決めたりするために、さらに治療効果を判定するためになくてはならない過程です。中央検査部は、当院における多様かつ高度な医療を支えるために的確な臨床検査を行い、診療側へ結果を速やかに報告しています。中央検査部の基本的な業務は、検体検査部門と生理機能検査部門に大別されます。
検体検査部門では患者さんから採血をしたり検尿や喀痰などの検体を受け付けるところから始まり、これらの検体を用いて、大型自動分析装置やマニュアル手法を駆使しながら一般生化学検査、血液学検査、炎症マーカー、ホルモンや腫瘍マーカー、各種抗体、感染症関連項目などを測定しており、遺伝子検査も一部実施しています。なお主要な検査機器および搬送ラインは検査部内ネットワークでシステム構成され、部内検査および外注検査の情報は検査部システムにおいて一括管理され、検査情報室がシステムやデータの管理、他部門からのお問い合わせなどに対応しています。
生理機能検査部門としては、心電図・心臓超音波などの循環機能検査、呼吸機能検査、腹部臓器や体表・血管の超音波検査、脳波・筋電図などの脳神経機能検査を担当しています。また耳鼻咽喉科外来にて聴覚検査を担当し、さらに健康診断センターにおける検査にも携わっています。
検体検査項目の大部分、および生理機能検査(予約)についてはオーダリングシステムで運用され、専用の結果報告書を用いる検査項目以外の検査結果は各診療科端末で参照できます。
特徴・特色
外来採血のほぼすべてを担当し、かつ検査情報システムを利用して迅速な検査・結果報告を行っており、微生物検査データを活用して院内感染対策にも貢献しています。また生理機能検査を中心に診療現場における出張検査を拡大しています。さらに高度救命救急センターの診療活動を支援するために救急外来検査室が配置されており、毒劇物精密検査の中国・四国地域における拠点でもあります。地域医療連携室を窓口として、他院からの紹介患者さんの超音波委託検査を受け付ける「心エコー図外来(循環器内科と共同)」、および「腹部エコー外来(内視鏡・超音波センターと共同)」も行っています。
主な検査などの紹介
採血・採尿センター
生理機能検査
検体検査
検査項目の基礎知識
専門資格と認定者数
(2022年4月現在)
- 第一種放射線取扱主任者(国資):1名
- 一級臨床検査士:1名
- 二級臨床検査士:現技師の取得率55.2%(37名),延べ取得数:60
- 緊急臨床検査士:5名
- 超音波検査士:16名,延べ取得数:22
- 細胞検査士:2名(国際:1名)
- 認定輸血検査技師:3名
- 認定一般検査技師:6名
- 認定血液検査技師:1名
- 認定臨床微生物検査技師:3名
- 感染制御認定臨床微生物検査技師:3名
- 日本心エコー図学会認定専門技師:1名
- ⽇本臨床神経⽣理学会専門技術師:2名,延べ取得数:4
- ⽇本臨床神経⽣理学会術中脳脊髄モニタリング認定技術師:4名
- 血管診療技師:4名
- 医療情報技師:1名
- 健康食品管理士認定:1名
- 救急検査認定技師:2名
- 認定臨床化学・免疫化学精度保証管理検査技師:1名
- 細胞治療認定管理師:4名
- 認定骨髄検査技師:1名
- 認知症予防専門士:1名
- 認定認知症領域検査技師:1名
- 日本フローサイトメトリー技術者:1名
- 有機溶剤作業主任者:2名
- 特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任:2名
実習生の受入れと教育
実績
2021年度
通常臨床検査 実施件数
血液・凝固 | 582,423件 |
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免疫生化学 | 3,383,400件 |
一般 | 178,497件 |
輸血 | 13,247件 |
微生物 | 66,337件 |
生理機能 | 68,661件 |
毒劇物 | 203件 |
基本的検体検査実施 | 512,976件 |
詳細は年報をご覧ください。