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中央検査部

フロア案内
  • 検査センター本館棟 3階
川崎医科大学 検査診断学教室

更新:2024年4月1日

北中 明
部長(教授) 北中 明 Akira Kitanaka
専門分野 臨床検査医学、血液内科学、輸血医学・細胞治療学

認定医・専門医・指導医 日本臨床検査医学会専門医、日本血液学会専門医・指導医、日本輸血細胞治療学会認定医、日本内科学会認定内科医・総合内科専門医、認定ICD

出身大学
香川医科大学 H2.3卒業
技師長
岡﨑 希美恵

臨床検査は患者さんの病気を正しく診断したり、治療の方針を決めたりするために、さらに治療効果を判定するためになくてはならない過程です。中央検査部は、当院における多様かつ高度な医療を支えるために的確な臨床検査を行い、診療側へ結果を速やかに報告しています。中央検査部の基本的な業務は、検体検査部門と生理機能検査部門に大別されます。

検体検査部⾨では患者さんから採血した血液や、尿、喀痰などの検体を受け付けるところから始まり、これらの検体を⽤いた⼀般検査、血液検査、⽣化学、血中薬物、ホルモン、腫瘍マーカー、感染症関連検査、ならびに、微生物検査や感染症関連の遺伝⼦検査も実施しています。なお自動分析装置などの主要な検査機器は搬送ラインによりシステムとして構築されており、全てのデータ情報は検査情報システムで管理・運用されます。中央検査部内の検査情報室では、システムやデータの管理、外部からの問い合せ対応や検査項目に関する情報提供などの診療支援も行っています。

生理機能検査部門としては、心電図・心臓超音波などの循環機能検査、呼吸機能検査、腹部臓器や体表・血管の超音波検査、脳波・筋電図などの脳神経機能検査を担当しています。また耳鼻咽喉・頭頸部外科外来では聴覚検査を担当し、さらに健康診断センターにおける検査にも携わっています。

特徴・特色

外来採血のほぼすべてを担当し、かつ検査情報システムを利⽤して迅速な検査・結果報告を⾏っており、微生物検査データを活⽤して院内感染対策にも貢献しています。また⽣理機能検査を中⼼に診療現場における出張検査を拡⼤しています。さらに毒劇物解析検査の中国・四国地域における拠点でもあり⾼度救命救急センターの診療活動を⽀援しています。地域医療連携室を窓⼝として、他院からの紹介患者さんの超⾳波委託検査を受け付ける「心エコー図外来(循環器内科と共同)」、および「腹部エコー外来(内視鏡・超⾳波センターと共同)」も⾏っています。

主な検査などの紹介

採血・採尿センター

生理機能検査

検体検査

検査項目の基礎知識

専門資格と認定者数

(2024年4月現在)

  • 第一種放射線取扱主任者(国資):1名
  • 一級臨床検査士:1名
  • 二級臨床検査士:現技師の取得率54.2%(38名),延べ取得数:63
  • 緊急臨床検査士:5名
  • 超音波検査士:15名,延べ取得数:24
  • 細胞検査士:2名(国際:1名)
  • 認定輸血検査技師:3名
  • 認定一般検査技師:6名
  • 認定血液検査技師:2名
  • 認定臨床微生物検査技師:3名
  • 感染制御認定臨床微生物検査技師:3名
  • 日本心エコー図学会認定専門技師:1名
  • ⽇本臨床神経⽣理学会専門技術師:2名,延べ取得数:4
  • ⽇本臨床神経⽣理学会術中脳脊髄モニタリング認定技術師:3名
  • 血管診療技師:4名
  • 医療情報技師:1名
  • 健康食品管理士認定:1名
  • 救急検査認定技師:2名
  • 認定臨床化学・免疫化学精度保証管理検査技師:1名
  • 細胞治療認定管理師:4名
  • 認定骨髄検査技師:2名
  • 日本サイトメトリー技術者:1名
  • 有機溶剤作業主任者:3名
  • 特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任:2

実習生の受入れと教育

当院は教育病院であるため、中央検査部としては医学部学生(4年生)を対象に臨床実習を組み、採血、血液や細菌の標本作製、腹部超音波検査など実習中心の臨床教育を行っています。また併設の川崎医療福祉大学臨床検査科学生に対しては約1年半にわたって徹底した臨地実習教育を行い、大いに成果を挙げています。さらに近隣の病院の臨床検査技師からの見学研修依頼に対しても、可能な限り受け入れを行っています。

実績

2021年度

通常臨床検査 実施件数

血液・凝固 582,423件
免疫生化学 3,383,400件
一般 178,497件
輸血 13,247件
微生物 66,337件
生理機能 68,661件
毒劇物 203件
基本的検体検査実施 512,976件

詳細は年報をご覧ください。