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乳腺甲状腺外科

フロア案内
  • ≪外来≫女性医療センター外来 3階(32)
  • ≪病棟≫女性医療センター病棟 12階
川崎医科大学 乳腺甲状腺外科学教室

更新:平成29年11月1日

科のモットー
よく説明し、安心できる高いレベルの診療を行います。一生お付き合いを続けられるような信頼関係を大切にしています。

乳腺甲状腺外科の独立した科を有する大学は全国でも極めて少なく、40年余りの歴史をもっています。当科は、乳腺甲状腺疾患の研究・診療における中国地区の拠点となっており、多数の患者さんを診察させていただいております。また、治療や診断を進歩させるために、日々研究も並行して行っております。最新鋭の診断治療機器を設え、最新の治療薬や治療法を取り入れ、充実したスタッフの豊富な経験により、手で触らないような微小がんの診断から、難治性の進行がんの治療まで、「心暖かく、日本で一番よい診療」を目指しております。

診療部長・責任者

紅林 淳一
部長(教授) 紅林 淳一 Junichi Kurebayashi
専門分野 乳腺、甲状腺

認定医・専門医・指導医 日本乳癌学会乳腺専門医・指導医、日本内分泌外科学会内分泌甲状腺外科専門医、日本外科学会専門医・指導医、日本がん治療認定医機構暫定教育医

出身大学
群馬大学 S56.3 卒業

主な対象疾患

関係する症状

乳房
乳房の「しこり」、「はれ」、「痛み」
乳頭(乳首)の「ただれ」、乳頭からの「血性分泌や乳汁様分泌」
脇の下のリンパ節腫大(「ぐりぐり」、「はれ」)
甲状腺
首の「しこり」、「はれ」、「痛み」
首のリンパ節腫大(「ぐりぐり」、「はれ」)

治療している主な病気

乳腺の病気
乳がん、乳腺症、乳腺の良性腫瘍(線維腺腫など)、乳腺炎
甲状腺の病気
甲状腺がん、バセドウ病、慢性甲状腺炎、甲状腺の良性の腫瘤(しこり)
副甲状腺の病気
副甲状腺の腫瘤(しこり)、腎不全に伴う副甲状腺の腫大(はれ)

特徴・特色

乳腺専門医だけによる外来診療

当科には5人の乳腺専門医が在籍しており、外来診療は専門医のみが行っております。そのほとんどがマンモグラフィ精度管理中央委員会の読影認定医・指導医を有しており、超音波専門医、がん治療認定機構がん治療認定医をもった医師も外来をしております。
また、当院の撮影技師もほとんどがマンモグラフィ精度管理中央委員会の読影認定をもっており、マンモグラフィ精度管理中央委員会施設画像評価委員会でのマンモグラフィ検診施設として認定されております。

≪マンモグラフィ検診施設≫

マンモグラフィ検診精度管理中央委員会施設画像評価委員会で審査され、老健第65号の定める検診精度管理の線量・画質基準を満たすマンモグラフィ(乳房エックス線写真)検診施設として認定されている施設のことです。

乳がんの治療

年間の手術例数は、乳がん約200例、甲状腺・副甲状腺疾患約100例です。

≪乳房温存手術の良好な治療成績≫

日本で最も早い時期、昭和62(1987)年から行っており、現在までに1,500例を超えています。原則として「しこり」の大きさ3cm以内が乳房温存手術の適応です。

乳房内再発は、非常に少なく、よい成績を示しています。
これは、

1.乳房専用コイルを用いたMRI検査による術前のがんの広がりの予測検査
2.最新の高性能な乳房専用超音波診断装置による切除領域の判定
3.術中・術後の的確な病理検査
4.術後の的確な放射線治療
5.術後の的確な補助化学療法の選択

などが行われているためです。

≪センチネルリンパ節生検(高度先進医療)の導入≫

がんが最初に転移する脇の下のリンパ節(センチネルリンパ節と呼び、1~2個ある)を調べて、手術中に顕微鏡検査を行い、転移がなければ、それ以上のリンパ節をとらない手術を導入しています。無害なアイソトープと色素法の併用で、最近では100%、このリンパ節を見つけることができます。リンパ節を全部とらないので、術側の腕がはれません。過去15年間で1300例以上行い、うち8割の人はリンパ節を取らずにすみました。(腕のはれは、普通のリンパ節全摘では、1~2割の人にみられ、一旦はれると治らないことが多い)

≪皮下乳腺全摘後の乳房形成(形成外科・美容外科と協力して行う)≫

「3cm以下のしこり」の乳がんで、術前のMRI検査で思ったよりがんの広がりが大きく、乳房温存手術ができない人でも、乳房の形を残したい人には、皮膚を残し、全乳腺と乳がんを完全に摘出(皮下乳腺全摘)して、その空間に筋肉やシリコンバッグを挿入して、正常の乳房に近い形をつくることができます。200例余りの実績があります。

内分泌甲状腺外科専門医による外来診療

当科には内分泌甲状腺外科専門医も数多く在籍しており、甲状腺専門医も外来をしております。

≪甲状腺・副甲状腺の手術≫

甲状腺がん、バセドウ病、副甲状腺機能亢進症の手術を数多く経験した実績から、反回神経麻痺などの合併症が極めて少なく、安心して手術を受けていただけます。また、進行した甲状腺がんの手術は危険な合併症があり、手がける病院は少ないのですが、当科では進行がんの手術に対しても、豊富な経験をもっております。

実績

平成28(2016)年度

患者数 外来患者数 18,076人
入院患者数(延べ) 6,878人
手術症例数 悪性乳腺腫瘍癌:282例
良性乳腺疾患:23例
甲状腺悪性腫瘍癌:61例
良性甲状腺疾患:26例
バセドウ病:17例
副甲状腺機能亢進症:23例
その他:25例

詳細は年報をご覧ください。