総合診療科は、特定の臓器・病気に限定せず、多角的に患者さんを診察する診療科です。
ありふれた病気や見逃してはならない病気、可能性の高い病気を考え、丁寧にお話を伺い、丹念に身体診察を行います。その上で、病気を特定または除外できるよう必要な検査を選択します。これに加え、患者さんが困っている“病い(やまい)”にも着目し、患者さんやご家族の考えや希望を考慮し、最善の医療を提供します。
特徴・特色
川崎医科大学附属病院では、高度に細分化された専門診療を行っていますが、専門診療のみでは対応が難しい患者さんがおられます。具体的には、地域の医療機関が診断に苦慮している患者さん、どの診療科を受診していいかわからない患者さん、複数の診療科をまたぐような病気をお持ちの患者さんです。総合診療科で対応可能な場合はそのまま治療を続けることもありますが、専門的な治療が必要な場合は適切な診療科に紹介をします。総合診療科は、院内の各診療科や部門、医療スタッフと協力し、病院全体として患者さんの健康上の問題に取り組みます。
総合診療科は、患者さんや近隣の診療所・病院と川崎医科大学附属病院をつなぐ入り口(ハブ)として機能しています。
診療部長・責任者
- 部長(教授) 桑原 篤憲 Atsunori Kuwabara
認定医・専門医・指導医 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医、日本高血圧学会専門医、日本医師会認定産業医、日本腎臓学会専門医
- 出身大学
- 川崎医科大学 H13.3 卒業
主な対象疾患
特定の疾患に限定せず、以下の様な専門診療のみでは対処が難しい患者さんに対して診察を行っています。
- 1. 他医療機関が診断に苦慮している患者さん
- 2. どの診療科を受診していいかわからない患者さん
- 3. 複数の診療科をまたぐような病気をお持ちの患者さん
実績
2023年度
患者数(延べ) | 外来患者数 | 1,376人 |
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入院患者数 | 596人 |
詳細は年報をご覧ください。