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がんセンター

当院の特色

当院は24時間救急体制のある特定機能病院で、高度で誠実ながん診療を提供いたします。豊富な手術室に支えられた抜群の手術実績をはじめ、最先端の放射線診断・治療機器と診療実績、20床の広い外来化学療法室(通院治療センター)と治療実績、充実した緩和ケア、懇切丁寧ながん患者支援体制および精緻ながん登録システムが有機的に機能しています。

大学として高度な治療の開発研究体制を有し、加えて、医師、看護師、薬剤師をはじめとする医療従事者に対するがん診療の生涯教育・研修の支援も充実しています。

化学療法

がん化学療法の進歩はめざましく、がん治療の大きな部分を担うまでに成長いたしました。がん化学療法の多くは外来通院で実施可能です。通院治療センターでは、専任の医師と看護師によって、月間約400件の各種がんに対する標準化学療法を安全に正確に実施しています。

放射線療法

当院では2台のリニアックによる外相者と、高線量率密封小線源を用いた小線源治療を行っています。腫瘍のみにピンポイントで照射する定位放射線治療や、副作用を最小限に抑えながら最大の効果が期待できる強度変調放射線治療(IMRT)などの高精度治療も行っており、これらを使い分け、また組み合わせて、頭頚部がん、前立腺がんをはじめ、種々のがんに対して根治性の高い治療を提供しています。また、緩和照射も積極的に行っています。

「手術など他の治療法と迷っている」「いろんな治療法の説明を聞いてみたい」など、治療方法の選択に迷われている患者さんに対しては、多くのがん患者さんの診療経験に基づき、適切なセカンドオピニオンを提供いたします。専門スタッフが、患者さん一人ひとりの病状やお考えにそった、丁寧な診療を心がけています。

集学的治療

当院では特定機能病院・大学病院として、がん診療において、手術・抗がん剤治療・放射線治療等の組み合わせや緩和医療を含む複数の診療科間における相互診療支援等、集学的治療体制の診療機能を有しています。

緩和ケア

がん診療において早期からの緩和ケアの重要性が叫ばれています。当院では、身体的医師、精神的医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーで構成される緩和ケアチーム「カワサキ」と各病棟のホリスティック・ナースによって、病める患者さんやご家族さまに緩和ケアを提供しています。

チーム「カワサキ」は地域の中核病院や在宅療養支援診療所、訪問看護ステーションと連携し、切れ目ない緩和ケアを提供できる体制づくりを目指しています。

転移性脊椎腫瘍に対するリエゾン治療 -骨転移対策システム-

現在がん治療の進歩によってがん患者さんの予後がよくなってきている一方で、骨転移をきたす患者も増加しています。その治療については脊椎外科医だけでなく、各科の専門家の連携による全身的な加療が必要になってきます。そこで当院では麻痺などの重篤な骨関連事象を未然に防ぐため、病院全体で多職種でのチーム体制によるリエゾン治療を行い、 患者さんのQOLの維持に努めています。

がんゲノム医療

当院は、厚生労働省より「がんゲノム医療中核拠点病院」として指定を受けた岡山大学病院と九州大学病院の連携病院として「がんゲノム医療連携病院」に指定されています。

「がんゲノム医療連携病院」は遺伝子一括検査により100種類以上の遺伝子を一度に調べ変異を突き止め、その分析を拠点病院と連携して実施します。その結果に基づきそれぞれに適した治療薬を選定し、効果的な治療を行います。

AYA世代(思春期・若年成人)のがん患者さんに対する治療・支援

AYA世代(思春期・若年成人)とは15歳から40歳未満とされており、就職して家族を形成し、社会を支える「重要な世代」です。がんという病気をかかえ、学業、就職、結婚、出産などの将来に対する不安や孤独を感じている人も少なくありません。

当院では、各診療科や地域医療機関と連携して、AYA世代のがん患者さんが抱えるがんの治療、就学、就労、生殖機能等に関する相談支援を行なっています。また、関連協力施設と連携し、がんの治療に際する妊孕性温存のための医療にも取り組んでいます。