文字サイズ

086-462-1111(代表)

教育病院として

当院は、教育病院として、臨床教育、学習の場でもあり、医科大学学生、研修医の訓練、レジデントの専門医たるべき修練、他方、メディカルスタッフの学生の実習の場として技術・接遇など知識外の訓練の場となっております。特に研修医の育成には、昭和48(1973)年当院開設以来レジデント教育委員会を発足させ、研修開始当初より全員に2年間アルバイトなしのローテート研修を義務づけ、昭和60(1985)年からは総合診療方式(内科、外科、救急科、小児科を必修とする)の初期研修を行ってきました。平成16(2004)年からは研修医の必修化がスタートし、全国どこの施設でも同じ総合診療方式の教育が始まりましたので、このままでは、他施設との差別化は図れません。そのため当院は「実力のある専門医を育てる」というコンセプトで臨床研修プログラムを見直しました。即ち2年間の初期研修はあくまで通過点で、将来の目標を実現するための基礎準備期間と捉えました。そして4つのプログラムを準備し、それらのカリキュラムを後期研修と有機的につながった形で提供することとしました。また、専門医の養成が後期研修期間中に実現できるよう、後期研修制度(シニアレジデント制)を従来の4年を6年とすると共に、チーフレジデント5年を加えて計11年として臨床各科の専門医制度を考慮しても、全員が専門医を獲得可能とする制度をつくりました。

さらに、院内には約80のカンファレンス室が用意されていて、常時利用されています。同時に、大学の研究室、研究センターなども有機的に利用され、教育、研究の実を挙げています。