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眼科

フロア案内
  • ≪外来≫感覚器センター外来 4階(42)
  • ≪病棟≫感覚器センター病棟 15階
川崎医科大学 眼科学教室1

更新:平成30年9月13日

当科は、患者さんの立場に立って、最高の視機能をひきだす医療を常に考えています。
眼科の手術成績は、最近の治療技術・機器の進歩と共に大きく向上しています。最新の診断機器を導入して、診断レベルの向上を心がけています。

特徴・特色

眼科の疾患は発生する部位によって、眼瞼・涙器・外眼筋・眼窩・視神経など眼球外の疾患、角膜・結膜・隅角・水晶体・ブドウ膜・網膜硝子体など眼球内の疾患、その他に、頭蓋内の病気や全身的な病気による疾患、両眼視など機能的な疾患、などと分けることができますが、当科では、とくに、網膜硝子体や斜視・弱視・神経眼科と呼ばれる領域の診断・治療を専門的に行っています。
網膜硝子体に関しては、わが国の中でもトップクラスの診療レベルにあります。網膜硝子体の検査・治療に関して導入されている機器も限られた施設にしかないものが数多くあります。

平成30年7月の豪雨によって 尊い命を奪われた皆さまのご冥福を心よりお祈りするとともに、被災されました皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

当院眼科では災害医療に積極的に取り組んでおります。2018年7月15日に桐生純一部長が、16日には藤本久貴医長が被災地で医療活動を行いました。
岡山県眼科医会と日本眼科医会により、仙台よりビジョンバンと呼ばれる眼科診療車が被災地に手配され、現地で無料での診療および点眼などの処方を行いました。
15日には真備町の二万小学校避難所で21名の患者さんの診療を行いました。報道で取り上げられたこともあってか、翌16日の薗小学校避難所では71名の患者さんの診療を行うことができました。

受診者には塵埃による結膜炎、特に細菌性結膜炎およびアレルギー性結膜炎の方が多くおられ、点眼の使用が効果的と考えられたため多数の処方を行いました。そのほか継続使用が必要である緑内障点眼(中止期間が2週間を超えると眼圧上昇を来たし危険な状態になり得ます)などの点眼を無くされた方も多数来処され、処方を行いました。
またコンタクトレンズやケア用品を複数種のものを準備し、無くされた方に提供を行うことができました。

診療は避難所の一角に受付を設け、災害医療用のカルテを用いての問診ののち診察を行いました。すぐに診断可能であった場合はその場で点眼をお手渡しいたしました。より高度な検査が必要であると判断された場合はビジョンバンに移動して頂き、光干渉断層計など中核病院と変わらないレベルの検査機器を用いて、診療を行いました。

今後の復旧に時間がかかる可能性も予想され、眼科では全力を挙げて被災地での眼科診療に取り組んで参りたいと考えております。

眼科_豪雨1 眼科_豪雨2
文責 藤本久貴

詳細は年報をご覧ください。

加齢黄斑変性症

薬物療法が主体ですが、光線力学療法(PDT)も行っています。

糖尿病網膜症・網膜剥離・増殖性硝子体網膜症・黄斑円孔

小切開硝子体手術など最新の手術法による硝子体手術を行っています。

白内障・緑内障

極小切開など最新の手術法を取り入れた白内障手術を行っています。

斜視・弱視・神経眼科

川崎医療福祉大学および視能訓練士と連携して治療を行っています。

診療部長・責任者

桐生 純一
部長(教授) 桐生 純一 Junichi Kiryu
専門分野 網膜硝子体外科、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、炎症性眼疾患

認定医・専門医・指導医 日本眼科学会眼科専門医・指導医、PDT(眼科光線力学的療法)認定医

出身大学
京都大学 S62.3 卒業
三木 淳司
部長(教授) 三木 淳司 Atsushi Miki
専門分野 斜視・弱視、神経眼科、小児眼科

認定医・専門医・指導医 日本眼科学会眼科専門医・指導医

出身大学
新潟大学 H4.3 卒業

主な対象疾患

関係する症状

見えにくい・かすむ
見えない場所がある
見ようとするところが見えない(網膜黄斑部や視神経の病気)
視野の一部が見えない(網膜剥離、網膜出血、緑内障など)
目が赤い
結膜炎、アレルギー、ドライアイ、ブドウ膜炎など
目がかゆい・痛い
アレルギー、結膜異物、角膜びらん
目やにが出る
結膜炎、涙嚢炎など
なみだ目
結膜炎、涙道の通過障害
虫やゴミのようなものが見える
硝子体混濁(正常者にもある)、網膜剥離など
だぶって見える
乱視、眼球運動障害、斜視など
目の位置がおかしい
眼球運動障害、斜視など
糖尿病といわれた
直ちに精密眼底検査が必要
アトピーといわれた
白内障や網膜剥離を合併しやすい
眼鏡やコンタクトレンズが欲しい
眼疾患のある方は必ず眼科で診てもらってから作りましょう

治療している主な病気

加齢黄斑変性
わが国の主要な失明原因のひとつです。ものを見る中心が見えなくなります。
網膜剥離
飛蚊症に伴って生じることが多くあります。ほとんどの場合、手術が必要です。
糖尿病網膜症
わが国の失明原因の第1位です。自覚症状のないまま進行し、放置すればほとんどの場合、失明に至ります。
黄斑円孔
ものを見る中心が見えなくなります。手術を行うと治るものがあります。
網膜上膜形成症
ものが歪んで見えたり、視力が低下します。程度により手術を行います。
白内障
水晶体が混濁したもので手術治療しかありません。生まれつきの白内障もあります。
緑内障
視神経線維が脱落する病気です。眼圧は必ずしも高いとは限りません。現在の医学では進行を止めることしかできません。
ぶどう膜炎
ぶどう膜は虹彩、毛様体、脈絡膜に分けられ、そのいずれもが炎症を起こすことがあります。重篤な眼の機能障害を生じます。
角膜疾患
混濁を生じて、視力障害の原因になることがあります。
眼外傷
緊急に治療を要する場合が多くあります。
斜視
眼鏡や手術で治療します。
弱視
小児の視力発達障害です。原因に応じて治療します。

実績

2017年度

患者数(延べ) 外来患者数 20,123人
入院患者数 4,986人
疾患別患者数
(入院も含む)
 白内障 : 2,09
 緑内障 : 3,096件
 糖尿病網膜症 : 980件
 加齢黄斑変性 : 876件
 網膜剥離 : 1,038件
 斜視 : 738件
治療実績  白内障手術 : 1,369件
 硝子体手術 : 300件
 緑内障手術 : 160件
 斜視手術 : 50件  

詳細は年報をご覧ください。

主な医療機器・設備の紹介

外来・病棟


  • HRA-II

  • VERIS

  • PDT

  • カラーレーザー

  • ペンタカム

  • エコー
  • 外来診察室
    外来診察室
  • 4Kデジカメ
    4K デジカメ
  • OCT
    OCT
  • YAG
    YAGレーザー
  • 眼底カメラ
    眼底カメラ

  • レットカム
  • maia
    眼底視野計(Maia)
  • RAPDx
    RAPDX
  • スペキュラー
    スペキュラー
  • 無散瞳カメラ
    無散瞳カメラ
  • OCCLU PAD
    OCCLU PAD
  • OCCLU PAD
    OCCLU PAD
  • OCCLU PAD
    OCCLU PAD
  • インフィニティ
    OCCLU PAD

特殊検査・治療

SD-OCT
網膜の状態を断面的に検査することができます。
HRA-2
網膜・脈絡膜の造影を同時に行うことができます。
VERIS
網膜電図を2次元的に行うことができます。
光線力学療法
加齢黄斑変性に対する治療法です。認定された医師しか行うことができません。
硝子体手術
手術自体は多くの施設で行われていますが、ILM剥離・黄斑移動術などの他、小切開硝子体手術や双手法など最新の手技を取り入れた手術を行っています。