高次脳機能障害及びその関連障害に対する支援普及事業
業務の概要
平成14年度から、厚生労働省 高次脳機能障害支援モデル事業の拠点病院となりました。平成18年度からは都道府県の行う事業となり、名称も「高次脳機能障害支援普及事業」となり、平成25年度からは「高次脳機能障害及びその関連障害に対する支援普及事業」となりました。岡山県健康推進課のご協力によって、この事業を進めています。また、家族会の方々にも、ご協力をいただいています。
目的
交通事故をはじめとする外傷や病気によって、脳に損傷を受けると様々な後遺症の残ることがあります。例えば、新しいことが覚えられない、すぐに忘れてしまう、意欲が無くなった、集中力が続かない、周囲とうまくコミュニケーションがとれない…など。これらは高次脳機能障害と言われる障害ですが、「見えない障害」といわれ、周囲の理解が重要です。
このため、平成13年度より、国立障害者リハビリテーションセンターと全国の拠点病院が連携し、標準的な評価基準、および支援プログラムの確立を図ることを目的に高次脳機能障害支援モデル事業が開始されました。
岡山県も平成14年度から事業に参加し、高次脳機能障害者に対する支援プログラムの確立とリハビリテーションが適切に行われるなど、地域での支援体制の確立を目指してきました。県内の実態調査、認知リハビリテーションプログラムづくり、社会支援の体制づくりを中心として事業が進められました。平成18年から支援と普及を確実なものとするために、新しい委員会とワーキンググループを設立しました。岡山県の高次脳機能障害者のすべてにサービスが提供される街づくりが、私たちの望みです。
相談支援体制連携調整委員会
地域における事業の円滑な運営のため、地域の実態の把握、関係機関の連絡確保、事業の実施状況の分析、効果的な支援手法、普及啓発方法等について、総合的な検討を行います。(平成15年度までは連絡調整委員会、平成17年度までは支援対策整備推進委員会)
2024年度 第1回高次脳機能障害相談支援体制連携調整委員会
- 日時
- 2024年8月21日(水)15時~17時
- 場所
- 川崎医科大学附属病院 西館棟16階中会議室
※外部委員はWEB会議(ZOOM)にて参加 - 議事内容
-
- 全国連絡協議会及び支援コーディネーター全国会議の報告
- 2024年度の支援事業に関して(事業計画)
- 拠点機関からの報告
① 川崎医科大学附属病院
② ひらた旭川荘 - 各ワーキンググループの報告
① 医療ワーキンググループ
② 福祉ワーキンググループ
③ 地域連携ワーキンググループ
④ 小児ワーキンググループ - 関係機関からの報告
- 家族会からの報告
- その他
講習会・研修会
【関連講習会】岡山リハビリテーション講習会

- 日時
- 2025年1月22日(水)10:00~1月31日(金)17:00配信
- 形式
- WEB研修会 YouTubeにて限定配信
- 申込方法
-
チラシをご確認ください。
入力フォーム(https://forms.gle/kpvA7jUjLbeTxhUCA、下記QRコード) - 講演内容
-
「記憶障害の症状と対応」
川崎医療福祉大学 リハビリテーション学部 言語聴覚療法学科太田 信子 先生「高次脳機能障害の支援と現状」特定非営利活動法人高次脳機能障害友の会ナナ クラブハウスすてっぷなな野々垣睦美 先生
お問い合わせ先
- 住所
- 〒701-0192 岡山県倉敷市松島577
川崎医科大学附属病院
リハビリテーションセンター 八木 - TEL
- 086-462-1111(代表)内線:22820
- メール
- kojino@med.kawasaki-m.ac.jp
電話相談窓口
高次脳機能障害に係る電話相談窓口を設置しています。
相談内容
- 診断、治療、リハビリテーションに関すること
- 就業、就学、福祉、在宅に関する相談支援
- 家族支援
対応時間
連絡先
リハビリテーションセンター:TEL 086-462-1111(代表) 内線:22820
交通安全
高次脳機能障害パンフレット
訓練教材
高次脳機能障害の方の訓練教材を作成しました。