特徴・特色
呼吸器外科は、肺・縦隔・肋骨・横隔膜の外科療法を行う診療科です。
肺がんのエキスパートが集まっています
部長をはじめとするスタッフは、がんセンターで長く肺がんの診療に関わってきた「がんのプロ」です。幅広い知識と豊富な経験をもとに治療を行い、患者さんの疑問にお答えいたします。
侵襲の少ない手術を提供します
呼吸器外科手術の約9割は、胸腔鏡を用いた内視鏡手術を実施しています。これまでに約3000例の経験を持ち、侵襲が少なく安全な手術を提供します。近年では3D内視鏡手術システムを用いた完全鏡視下手術や、ひとつの創で手術を行う単孔式胸腔鏡手術を導入し、これまで以上に低侵襲な手術を行うことができるようになりました。
最新の薬物治療を行います
がんの最新の治療では手術前後に抗がん剤の使用が推奨されていることが多くなっており、また新しい抗がん剤や免疫療法も次々と開発されています。私達は、がん薬物療法専門医を中心に最新の薬剤を使用して、個々の患者さんにあった薬物療法を行います。
様々な難治性の病気にも対応いたします
気管の狭窄、難治性気胸などの治りにくい病気に対しても、レーザー照射、気管ステント、気管支塞栓など高度な治療で対応しています。
診療部長・責任者
- 部長(教授) 中田 昌男 Masao Nakata
認定医・専門医・指導医 日本外科学会認定医・外科専門医・指導医、日本胸部外科学会認定医・指導医、日本呼吸器外科学会指導医、呼吸器外科専門医
- 出身大学
- 岡山大学 S60.3 卒業
主な対象疾患
関係する症状
肺がんや縦隔の腫瘍には特徴的な症状がありません。そのため、感冒として見過ごされたり、あるいは全く症状がなかったりすることもめずらしくありません。
以下の症状が長びく時は一度ご相談ください。
- せき(空ぜき)
- 痰(血の混じった痰)
- 胸痛・背部痛
- 息切れ
- 手や頚の腫れ
- 発熱
症状がなくても、レントゲンで影があると指摘された場合には精密検査をお勧めします。
病気を治すのに最も大切なことは「早期発見・早期治療」です。
治療している主な病気
- 肺の悪性腫瘍
- 肺がん、転移性肺腫瘍、悪性胸膜中皮腫など
- 肺の炎症性疾患
- 肺真菌症、肺抗酸菌感染症、気管支拡張症、肺膿瘍など
- 肺の嚢胞性疾患
- 気胸、気腫性肺嚢胞など
- 胸膜の病気
- 膿胸など
- 縦隔の病気
- 縦隔腫瘍(胸腺腫、リンパ腫、神経原性腫瘍など)、縦隔炎など
- 肋骨、横隔膜の病気
専門診療・専門外来
専門外来は特に設けていませんが、セカンドオピニオンは完全予約制で曜日に関わらず専門医が対応いたします。
実績
2022年度
患者総数(延べ) | 外来患者数 | 2,818人 |
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入院患者数(延べ) | 2,391人 |
詳細は年報をご覧ください。