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086-462-1111(代表)

理念・基本方針

病院理念

  1. 医療は患者のためにある
  2. すべての患者に対する深い人間愛を持つ
  3. 24時間いつでも診療を行う
  4. 先進的かつ高度な医療・教育・研究を行う
  5. 地域の医療福祉の向上と医療人の育成を行う

病院運営の基本方針

1.患者の安全確保に対する努力
患者の安全確保が医療の第一歩と強く認識し、病院組織をあげて医療の安全確保に最善を尽くす。病院職員への情報が適切に伝達され、全員が確認し、共有することを徹底する。
2.患者を主人公とした対応
病院職員は病院理念に基づき、全ての判断と行動の基準を「患者が主人公」におき、患者の立場を十分尊重した心温かい人間味溢れる応対に徹し、患者満足度の高いサービスを提供する。
3.患者・家族の方への説明と同意
患者の人権と自己決定の意志を尊重し、医療行為の実施にあたっては、事前に十分な説明を行い、同意を得るように最善を尽くす。病院職員への説明の適切な遂行方法や接遇に関する教育を行う。
4.先進医療の推進
大学病院・特定機能病院に求められる高い社会的使命と期待に十分応え得る魅力ある先進医療の推進ならびに先端医療技術の積極的導入に努め、患者に質の高い医療を提供する。
5.患者の快適性と利便性の確保
病院の内・外施設全てにわたって、患者の快適性と利便性に十分配慮した環境整備に努める。
6.医療の質向上に向けた取り組み
患者に安心で良質な医療を提供するために、当院で提供する医療を自ら測定・評価する臨床指標を設定し、継続的かつ積極的に質の向上を図る。また、医療の透明性を確保するため、医療の質に関する情報を公開する。
7.職員の研修と評価体制の整備
病院職員の計画的研修を積極的に行うとともに、能力や業務実績・貢献度等の適正な評価を行い、病院機能の向上と人材の育成に努める。
病院職員は、旺盛な研究意欲と継続的実践のもと、最新の高度医療技術等の修得を図るとともに、病院理念に沿った人間形成に努める。
8.地域に開かれた病院づくり
地域住民・医療機関・行政機関・川崎学園各施設・同窓会等との緊密な連携づくりを通じて、透明性の高い地域に開かれた病院づくりを目指す。
9.健全な病院運営に必要な財政基盤の整備
病院は与えられた社会的使命の永続的遂行を図るため、健全な病院運営に必要な財政的基盤の確保に努める。そのため、病院職員は業務の質的向上はもとより、適正なコスト意識のもと業務の効率化と能率化を図る。

大学病院として

当院は、昭和48(1973)年12月に開設され、現在1,182床の地域基幹病院として医療の発展と患者へのサービスに努めています。教育病院であるほか、平成6(1994)年4月には厚生労働省より高度医療を提供する特定機能病院の承認も受けています。初代理事長であり、自ら初代病院長を務めた川﨑祐宣先生の「24時間いつでも診療を行う」の標榜と、「医療は患者のためにある」の信条が当院の基本理念となっています。全職員はこの方針を貫くべく一丸となって努力しておりますが、特にその時点その時点で最善の医療を提供できるように、現代医療における最新の検査および医療機器を設備し、これらを駆使して的確な診断と治療を行っています。さらに心のこもった看護とリハビリテーションを信条とする医療スタッフを配備してきています。この精神は病院開設当初より救急医療を重視してきた原点でもあります。特に初期・二次・三次救急医療を有機的にカバーする高度救命救急センターは、24時間休むことなく親身になって活動しています。また、ドクターヘリを有し、岡山県内はもちろん、一部は広島県東部、瀬戸内の島々をカバーしています。 さらに、少子化時代の大切な小児救急疾患の治療には、小児科医が2名体制で昼夜を分かたず専念しています。と同時に、特定機能病院ならびに地域がん診療連携拠点病院として地域の病院、診療所とますます連携を深めつつ、高度で良質な医療を提供する責務を果たすよう努力しています。

当院はこの様に、高度医療の追求はもちろんのこと、インフォームドコンセントや安全性への配慮などの基本に重点をおき、地域の人々からも信頼される、患者本位の医療を今後も心がけていきます。