救急科医療スタッフは高度救命救急センターで診療をしています。
病気やケガは、それが軽症でも重症であっても、患者さんにとっては大きな苦痛と不安を与えることになります。そのような救急疾患を抱えた患者さんが安心して受診できるよう、救急科では24時間365日休むことなく充実した救急医療体制を救急科だけでなく全科を挙げて取っています。
岡山県の高度救命救急センターとして県下のすべての重症患者に高度な医療を提供できるよう18床のICU・SCUを有しています。また、ドクターヘリも運用していますので、消防機関や病院からの要請で岡山県とその周辺へ医師と看護師がすぐにヘリコプターで飛んで行きその場で治療を開始し迅速な救急搬送を行っています。
特徴・特色
当院救急科は40年の歴史がある診療科で多くの患者さんの救急医療に携わってきました。初期~三次救急診療を開設当初から行い臨床教育の面でも日本では画期的なものです。川崎医科大学が目指す良医が数多く育って行きました。現在はドクターヘリも運用しさらに広範囲な医療圏で活躍できるようになりました。また、当院全体が一丸となって救急医療に取り組むという『すべての患者のためのより良い医療を 24時間行う』現場となっています。これからもますます研鑽し地域医療に貢献していきたいと思っております。
診療部長・責任者
- 部長(教授) 椎野 泰和 Yasukazu Shiino
認定医・専門医・指導医 日本救急科専門医・指導医、日本集中治療医学会集中治療専門医、認定ICD、日本航空医療学会認定指導者、おかやまDMAT隊員
- 出身大学
- 筑波大学 H11.3 卒業
主な対象疾患
関係する症状
- 病気、外傷、中毒、熱傷などすべての症状で軽症から命にかかわるような重症なものまで年中無休で診療しています。
治療している主な病気
風邪や胃腸炎、また脳卒中や心筋梗塞のような急を要する病気、ナイフで手を切ったり、料理中にやけどをしたり、交通事故や転落で全身に損傷を受けた外傷、さらには、お子さんがタバコを食べたり、熱傷を負ったり、誤って農薬を飲んでしまったような中毒など、軽症の病気、外傷、中毒から命にかかわるような重症な病気を年中無休で診療しています。
高度先進医療の特定機能病院として各科の救急患者を受け入れるなど高度の専門医療と初期救急治療を行う救急医療機関として地域医療に大きく貢献しています。
専門診療・専門外来
- 重症救急
- 重症熱傷
- 中毒
- 多発外傷
- 多臓器不全
受診の際のお願い
- 中毒が疑われる場合:家庭内にある農薬や、飲んだと思われる薬、薬品、農薬などの空き箱、包装、飲み残しなどを持参してください。
- 患者さんの重症度に応じて、診察の順番が変わったり、待ち時間が長くなってしまうこともありますのでご了承ください。
- 外来において飲酒、その他粗暴な言動により他の患者さんの迷惑、あるいは診療の妨げになる場合には警察の協力によりお引取り願うことがあります。
当院は教育機関病院でもあるために、川崎医科大学学生・看護学生・他各種学生や救急救命士などが臨床現場に研修に来ている場合がありますのでご理解、ご協力をお願いいたします。
実績
2023年度
患者数(延べ) | 外来患者数 | 7,322人 |
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入院患者数 | 4,100人 |
詳細は年報をご覧ください。