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中央放射線部

フロア案内
  • ≪外来≫外来診療部門 1階2階

更新:2024年4月1日

玉田 勉
部長(教授) 玉田 勉 Tsutomu Tamada
専門分野 腹骨盤部画像診断、泌尿生殖器のMRI診断

認定医・専門医・指導医 日本医学放射線学会放射線診断専門医、日本医学放射線学会研修指導者、肺がんCT検診認定医

出身大学
川崎医科大学 H5.3 卒業
技師長
吉田 耕治

中央放射線部では、当院の理念のひとつである「医療は患者のためにある」を実現するため、患者さん中心の放射線診療に尽力しています。
放射線を用いた検査や治療には、多くの方が危険な印象を持たれますが、その性質と人体への影響を正しく理解し適正な利用と被ばく管理を行えば、極めて安全に病気の診断や治療を行うことができます。中央放射線部には医学や放射線技術学に関する豊富な専門知識をもつ40余名の診療放射線技師が在籍し、安全・安心な放射線検査や治療、被ばく管理等を行っています。当院の診療放射線技師は大学病院として最先端の医療技術に対応するため、また患者さんに最高の医療技術を提供するために多くの学会活動や研究、さらに専門技師等の資格取得など日々研鑽に励んでいます。


放射 組織図

特徴・特色

中央放射線部は大学病院の特徴である高度できめ細やかな画像検査や放射線治療を行うため専門資格を取得した診療放射線技師が多数在籍しており、当院の放射線科と密接な連携の下に質の高い診療を行っています。

X線撮影では低線量撮影が可能なフラットパネルディテクタを、ポータブル撮影を含む全撮影装置およびマンモグラフィに導入しています。さらにマンモグラフィはトモシンセシス搭載装置を使用することで高精度な検査を実施しています。

CT検査は4台体制で緊急性の高い病態検査や救急領域において迅速な対応を行っています。また、X線による被ばく線量の低減や、造影剤投与量の低減などにも積極的に取り組んでいます。血管撮影(IVR)は従来からの血管造影装置4台に加え、2021年には⼿術室と⼼臓カテーテル室を組み合わせたハイブリッド⼿術室が稼働し、さらに⾼度な医療技術に対応しています。

MRI検査は、3T装置3台と1.5T装置1台の4台体制で最先端画像診断の一翼を担っています。特に、腹部・骨盤部領域における動態機能検査をはじめ、急性期脳梗塞への迅速な対応など全身領域に対して有用な画像情報を提供しています。

核医学診療はSPECT装置2台とPET/CT装置2台を運用しており、2023年9月からは半導体PET/CT装置を導入し従来では検出の困難であった小さな集積をより明瞭に描出できる質の高い画像を提供しています。

放射線治療は、放射線治療計画装置による緻密な治療計画のもと、2022年度から2台の放射線治療装置(ラディザクトとトゥルービーム)を⽤いて⾼精度な治療を⾏っています。

放射線治療を除く各装置は放射線科画像システム(RIS)により、撮影プロトコルや被ばく線量等の管理を迅速かつ正確に行っています。

主要機器設備

受付 検査の種類 装置名および型式 備考
画像診断センター1 MRI検査
(MRI 1、2)
  • MRI装置
    (Ingenia Elition 3.0T(3T)、
    Ingenia3.0TCX Dual (3T))
予約制
CT検査
  • CT装置
    (Aquilion Prime 3台(1台は高度救命救急センター専⽤)Aquilion 6 4
予約制
核医学検査
  • SPECT装置(NM830 2台)、
  • PET/CT装置(Cartesion Prime / Luminous Edition、Discovery ST Elite)
予約制
画像診断センター2 ⾻塩定量検査
  • ⾻密度測定装置(Horizon A
予約制
X線撮影検査
  • X線発生装置(KXO-80SS)
  • パノラマ・セファロ撮影装置(AUGE ZIO)
  • 移動型X線撮影装置(シリウス130HP、MobileArt Evolution 2台)
  • フラットパネルディテクター装置(AeroDR)
当日検査
可能
乳房撮影検査
  • フルデジタル乳房撮影装置(MAMMOMAT Inspiration)
当日検査
可能
X線透視検査
  • X線透視・撮影装置
    (DAR-8000f、DAR-8000i 2台、Ultimax-I DREX-UI 80)
予約制
中央手術部 血管造影
検査
  • 血管撮影装置
    (AlluraXper FD20/10、AlluraClarity FD10/10INFX-8000V/N BINFX-8000H/HE
予約制
画像診断センター2 放射線治療
  • 外照射装置
    (Radixact、 TrueBeam)2023年度稼動予定
  • 位置決めCT装置(Aquilion LB
予約制
画像診断センター3 MRI検査
(MRI 4、5)
  • MRI装置
    (Vantage ATLAS-Z(1.5T)、Vantage Titan(3T))
予約制

主な検査・治療などの紹介

実績

2021年度

放射線検査、放射線治療の件数

一般撮影 70,943件
乳房撮影 4,311件
救急(DR) 8,695件
骨塩定量 2,108件
一般透視(TV) 4,745件
血管造影 2,026件
ポータブル透視 1,495件
ポータブル撮影 13,484件
CT 29,853件
MRI 12,860件
核医学 1,802件
PET/CT 1,717件
放射線治療 8,246件
医療画像入出力 10,771件

専門資格と認定取得者数

高度医療機器を扱う診療放射線技師は、チーム医療における重要な役割を担っています。専門的な知識を更に高め、高度な医療に貢献するため種々の資格取得を奨励しています。(2024年2月現在)

修士(保健学) 2名
第1種放射線取扱主任者 4名
第1種作業環境測定士 1名
医療安全管理者 1名
放射線治療専門放射線技師 3名
日本磁気共鳴専門技術者 5名
⽇本血管撮影・インターベンション専⾨診療放射線技師 2名
検診マンモグラフィ撮影診療放射線技師認定 4名
胃がん検診専門技師 1名
胃がんX線検診読影部門B資格 2名
胃がんX線検診技術部門B資格 2名
X線検診読影補助認定技師 1名
画像等手術支援認定技師 2名
医療画像情報精度管理士 1名
放射線治療品質管理士 3名
PET認定技師 5名
X線CT認定技師 7名
救急撮影認定技師 6名
Ai認定診療放射線技師 1名
大腸CT検査技師 2名
衛生工学衛生管理者 1名
核医学専門技師 2名

詳細は年報をご覧ください。