最大の特徴は、手術室と血管造影室とともに、回復室、ICU・CCU（集中治療部）が同じフロアにあることです。このため患者さんに内科外科などの科の壁を超えて最適な高度医療や術後管理を含め24時間迅速に提供できる環境にあります。中央手術室では内科、外科を問わず各科の医師、麻酔・集中治療科の医師、看護師、放射線技師、臨床工学技士、臨床検査技師が密接に協力してチーム医療を行っています。

また、絶えず業務内容を見直して、患者さんの安全と医療の質の向上をめざしています。

各部屋にはMAQUET社製あるいはミズホ社製の油圧式手術台が配置され、日本光電社製モニターが備えられています。それぞれのモニターは、院内LANにより電子カルテと接続され、手術麻酔記録装置(PrimeGaia)に記録されるようになっています。バイタル情報は、麻酔控え室およびICU内の中央監視装置に表示され、手術の進行状況とともに院内各部署の電子カルテ端末で参照できます。血液ガス分析装置も院内LANに接続され、測定結果がPrimeGaiaに取り込まれるようになっています。

また3D透視装置など4台の透視装置と各種ナビゲーションシステムとともに、各科専用の顕微鏡装置、内鏡視下手術用システム、脊椎専用手術台、超音波診断装置など最新の機器を用いてより安全な手術・麻酔が行える様にシステムが装備されています。

[手術の当日]
病棟より手術室に搬送（看護師が付き添います）。手術終了後、病棟に帰室します。

病棟、救命救急センターで手術の説明後、直ちに手術室に入室し、手術が行われます。

川崎医科大学、川崎医療福祉大学、川崎医療短期大学の学生を受入れています。