高度救命救急センター
ドクターヘリ
全国に先駆けて、平成13年(2001年)4月1日に川崎医科大学附属病院での運用が始まりました。
救急患者の中には適切な救急処置をすぐに開始しなければ、命にかかわる人が少なくありません。
ドクターヘリは、そのような患者さんに対して素早く適切な救急処置を提供する為の必要な手段になります。
また、通常の病院前救急医療体制にヘリコプターを積極的に活用し、大規模災害時にもドクターヘリが有効に活用できることを目的としています。
機内
後方キャビンは5名搭乗可能。
患者さん1名、医師1~2名、看護師1~2名(医師・看護師は傷病者数によって増員する可能性があるが、基本は医師、看護師1名ずつ)
場合によっては、医師の判断で患者付き添い人1名が搭乗可能。
緊急医療キットは、現場の声が反映された 使い勝手の良い日本独自の仕様です。
患者さん1名、医師1~2名、看護師1~2名(医師・看護師は傷病者数によって増員する可能性があるが、基本は医師、看護師1名ずつ)
場合によっては、医師の判断で患者付き添い人1名が搭乗可能。
緊急医療キットは、現場の声が反映された 使い勝手の良い日本独自の仕様です。
指令室
- ドクターヘリの飛行ルール
- ①8時30分~17時頃(日の入り時刻により変動)
(夏期 18時、冬期 16時30分)
② 飛行視界5km以上
③ 悪天候や強風のときは除く
・臨時ヘリポートの総数1,562か所(2024年1月25日現在) - ドクターヘリ出動までの流れ
運航実績
2023年度
ドクターヘリ運航件数 | 355件 |
---|---|
総飛行距離 | 27,444.0km |
総飛行時間 | 157時間22分 |
ヘリポート
ドクターヘリが利用することのできる臨時ヘリポートは岡山県全域、広島県東部地域、兵庫県西部地域、瀬戸内海の島々等に分布しています。2024年1月25日現在、利用可能な臨時ヘリポート数は1,562か所です。なお、現在は消防・警察あるいは自衛隊からの要請であれば、前もって許可された臨時ヘリポートでなくても、ドクターヘリ離着陸の安全が確保される場所であれば離着陸することが可能となりました。
運航実績報告書
ドクターヘリの運航の基本と出動条件・出動基準は、ドクターヘリ運航実績報告書※をご覧ください。
(※ドクターヘリホットライン番号は非表示としております。)
ドクターヘリ運航20周年記念誌
2001年4月1日から運航を開始したドクターヘリは2021年4月1日に運航20周年を迎えました。
運航は8000回を超え、無事故で運航を継続しています。
Q&A
Q1誰でもドクターヘリの出動を要請できるのですか?
- A1
- いいえ、今のところ一般住民の方から出動を要請することはできません。要請できるのは消防機関、および医療機関などです。
Q2ドクターヘリで搬送された場合の費用は患者が負担するのですか?
- A2
- ドクターヘリによる搬送費用は、患者さんが負担する必要はありません。この費用は、国および岡山県から拠出されるドクターヘリ運航のための補助金で負担されます。ただし、ドクターヘリ医療チームにより提供された医療行為については、保険診療の範囲内で患者さんの負担となり、医療機関から患者さんへ費用請求されます。
Q3患者の家族が同乗することは可能ですか?
- A3
- ご家族の同乗はできる場合とできない場合があります。その判断は、ドクターヘリ医療チームにお任せいただくことになります。
Q4ドクターヘリのメリットは?
- A4
- 傷病者の発生から短時間で救急医療に精通した医療スタッフにより適切な医療が開始できるようになることが、1番のメリットです。
Q5搬送中に揺れたりはしないのでしょうか?
- A5
- 揺れはありますが、その揺れの程度は、救急車に比べて非常に少ないです。なお、揺れの大きさは飛行中の天候に左右されます。
Q6ドクターヘリはどこにでも離着陸できるのですか?
- A6
- 航空法等関係法規に定められた、ドクターヘリ離着陸に必要な地上のスペースとその周囲の空間が必要です。