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神経内科

フロア案内
  • ≪外来≫脳神経センター外来 2階
  • ≪病棟≫脳神経センター病棟 11階
川崎医科大学 神経内科学教室

更新:平成30年9月12日

特徴・特色

頭痛、めまい、手足のしびれといった日常よく経験する症状から、認知症、運動麻痺、言語障害、痙攣、意識障害といった重篤な症状まで幅広く診察します。疾患も片頭痛、頚椎症といった一般的な病気から、てんかん、髄膜炎、脳炎などの神経救急疾患、アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、重症筋無力症、筋ジストロフィーなどのまれな神経難病を扱っています。

CTやMRIなどの画像検査で異常が見つからないような、神経や筋肉の病気でも正確に診断し適切な治療を行います。

筋電図などの電気生理学検査はわが国でも有数の水準にあります。多発性硬化症などの中枢神経疾患や脊髄疾患の診断に有用な体性感覚誘発電位(SEP)検査、視覚誘発電位(VEP)や磁気刺激誘発電位(MEP)、末梢神経疾患や筋疾患の診断に必須である針筋電図、重症筋無力症の診断に威力を発揮する単線維筋針電図を行っています。

筋ジストロフィーや遺伝性脊髄小脳変性症、遺伝性パーキンソン病などを対象に遺伝子診断を行っています。

神経難病をはじめとする神経筋疾患では、まだ根本的な治療法が確立していないものも多く、長期の療養が必要になる場合もあります。このような治療の難しい疾患であっても、リハビリテーションや社会資源の活用等で決して諦めずできる限りのケアとサポートをさせていただくことをモットーとしています。

特殊検査

脳血流シンチ検査
特殊な統計解析ソフトe-ZISを利用して、アルツハイマー病などの神経変性疾患の早期診断を行っています。
筋電図・単線維針筋電図
麻痺や筋力低下の原因を突き止めるために、必須の検査です。また単線維筋電図により重症筋無力症の高感度診断が可能です。これらの検査は熟練した専門医が行わなければ、信頼性のあるデータが得られません。
神経心理検査
認知症、失語・失行・失認など高次脳機能障害の診断と評価のため、専門医が様々な神経心理検査を行っています。
遺伝子診断
筋ジストロフィー、脊髄小脳変性症、若年性パーキンソン病、脊髄小脳変性症などの遺伝子診断を行っています。

診療部長・責任者

砂田 芳秀
部長(教授) 砂田 芳秀 Yoshihide Sunada
専門分野 神経疾患全般、神経・筋疾患、パーキンソン病、認知症

認定医・専門医・指導医 日本内科学会認定内科医・指導医、日本神経学会神経内科専門医・指導医、日本頭痛学会専門医、日本認知症学会専門医・指導医

出身大学
岡山大学 S58.3 卒業
三原 雅史
部長(教授) 三原 雅史 Masahito mihara
専門分野 神経疾患全般、神経変性疾患(パーキンソン病など)、リハビリテーション

認定医・専門医・指導医 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医、日本神経学会認定神経内科専門医・指導医、日本リハビリテーション医学会認定リハビリテーション科専門医・指導医、日本脳卒中学会認定脳卒中専門医

出身大学
大阪大学 H11.3 卒業

主な対象疾患

関係する症状

  • 頭痛、めまい、しびれ、ふるえなど日常の生活で時々経験する症状
  • 手足に力がはいらない動きにくい、しゃべりにくい、物が二重に見える、歩くとふらつく、感覚がにぶいなどの神経が関係すると思われる症状
  • 痙攣を起こしている、意識がない、経験したことのない激しい頭痛などの緊急の治療を必要とする症状

治療している主な病気

神経内科では脳や末梢神経、筋肉が障害されて生ずるいろいろな種類の病気を診察し治療しています。ストレス、心身症、精神症状を扱う心療科や精神科とは対象疾患が異なります。

認知症(アルツハイマー病など)
もの忘れなどの記憶障害が症状の主体です。症状の進行を抑える薬の効果が期待できるので早期診断が重要です。認知症の原因となる病気も多種多様で、中には治療可能なもの忘れ(偽性認知症)である場合がありますので専門医の診断を受けてください。
パーキンソン病
ふるえる、動作が緩慢、転倒しやすい、手足が動かしにくいなどの運動障害が主症状です。抗パーキンソン薬で症状が改善します。また、脳深部刺激療法(DBS)や空腸持続投与療法などの適応についても検討を行います。
頭痛
慢性頭痛は片頭痛と緊張性頭痛に大別でき、薬でコントロールすることが可能です。片頭痛は効果の高い薬が最近発売されています。また頭痛のなかにはクモ膜下出血など緊急性を要する急性頭痛もあり、専門医による正確な診断が必要です。

その他

てんかん
髄膜炎、脳炎、ギランバレー症候群などの神経救急疾患
多発筋炎、筋ジストロフィー症、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症、重症筋無力症、多発性硬化症などの神経難病
末梢神経の病気
眼瞼痙攣や痙性斜傾等の不随意運動

専門診療・専門外来

パーキンソン病外来
ふるえや体の動きが鈍くなるパーキンソン病の診断と治療を専門的に行います。パーキンソン病に対する脳深部刺激療法(DBS)などの特殊治療の適応についても検討します。(木曜日・午前)
もの忘れ外来
もの忘れは認知症の初期症状かもしれません。認知症、とくにアルツハイマー病を早期に診断します。(月曜日午前、火・金曜日午後)
ボトックス外来
眼瞼痙攣や痙性斜頚などの不随運動に対して、ボツリヌス毒素(ボトックス)注射による専門的治療を行っています。(水曜日・午後)

実績

2017年度

患者数(延べ) 外来患者数 16,555人
入院患者数 6,036人

疾患別患者数(上位10疾患)

外来 アルツハイマー型認知症 1,612人
頭痛(緊張型、片頭痛) 1,589人
てんかん 1,511人
パーキンソン病 1,220人
痙攣発作 735人
めまい 695人
脳梗塞 591人
パーキンソン病症候群 560人
末梢神経疾患 491人
脊髄小脳変性症 399人
その他 2,718人
入院  発作性疾患(てんかん、急性症候性発作) 64人
 変性疾患(パーキンソン病、脊髄小脳変性症など) 62人
 末梢神経疾患(ギラン・バレー症候群、CIDPなど) 40人
 内科疾患に伴う神経障害 29人
筋疾患(多発筋炎・皮膚筋炎・封入体筋炎など) 25人
感染性疾患(髄膜炎、脳炎、脳症など) 18人
 脳卒中(脳梗塞、脳出血など) 17人
 運動ニューロン疾患 16人
  肺炎(誤嚥性肺炎など) 14人
 脱髄性疾患(多発性硬化症・視神経脊髄炎など) 12人
 その他 61人
アルツハイマー型認知症
もの忘れ外来では年間約350名以上の初診患者を診察しており、200名以上のアルツハイマー型認知症と15名以上のレビー小体型認知症を診断しています。
パーキンソン病
現在約400名の患者さんが通院治療を受けられています。

詳細は年報をご覧ください。