特徴・特色
臨床腫瘍科はその臓器横断的ながん治療と緩和医療を専門としています。
がん薬物療法
がん薬物療法は急速に進歩し、その有効性が多くのがんで証明されています。安全で、有効性の証明された実績あるがん薬物療法を、主として外来で実施いたします。さらに、より有効ながん薬物療法を開発するため、開発的がん薬物療法をご紹介いたします。
がんゲノム医療
がんのゲノム(遺伝子)異常を調べ、その異常に合った治療を選択する医療が可能となっています。当科ではがんゲノム医療センターの一員として、積極的にがんゲノム医療を実施しています。
Guardant Reveal(ガーダントリビール)についてはこちらをご覧ください。
セカンドオピニオン
病気の診断結果と治療の選択肢についての主治医以外の医師の意見をセカンドオピニオンといいます。セカンドオピニオンを求めることは、患者さんの当然かつ重要な権利です。専門知識を駆使し、懇切丁寧に、セカンドオピニオンを実施いたします。
セカンドオピニオン外来は予約制ですので、事前にお電話やFAXで地域医療連携室(TEL:086-462-1111 内線22611、FAX:086-464-1166)までお問い合わせください。なお、医師のご指名はご希望に添えない場合があります。あらかじめご了承ください。
緩和医療
がん患者さんの有するさまざまな身体的および精神的苦痛に対し、緩和治療をチームによって提供いたします。緩和治療は早期の導入が重要と考えられています。外来でも緩和ケアを提供しますので、お気軽にご相談ください。また、居宅でのケアをご希望の方には、ソーシャルワーカーや地域の在宅療養支援診療所あるいは訪問看護の方々との連携のもと、緩和ケアを在宅で提供いたします。ぜひ、一度、お尋ねください。
集学的痛みの管理(ペインクリニック)
がん以外の痛みに対しても痛みを和らげる方法を患者さんと一緒に考えていきます。対象となる疾患は、三叉神経痛、脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、帯状疱疹後神経痛、坐骨神経痛、原因不明の痛みなどです。主として薬物療法、神経ブロック、心理療法、運動療法を行います。
診療部長・責任者
主な対象疾患
関係する症状
おかしいなぁ、がんだったらどうしよう・・・と思ったら臨床腫瘍科へ。
がんの3大症状は狭窄、出血、疼痛です。
- 狭窄
- 食べると腹が張る、つかえる、吐く、便がでにくい、便が細いなど。
- 出血
- コーヒーのようなものを吐く、
便が黒い、便に血が付くなど。
- 疼痛
- 食べると胸にしみる、お腹が痛む、背中が痛む、腰が痛いなど。
そのほか、倦怠感、疲労感、労作時息切れ、体重減少、下肢のむくみ、寝汗など、
全身消耗症状があればぜひ、お尋ねください。
治療している主な病気
5大がん(胃がん、肺がん、大腸がん、肝臓がん、乳がん)・すい臓がん、その他の悪性腫瘍、原発不明がん、難治がん。
食道・胃腸内科、肝・胆・膵内科、消化器外科、呼吸器内科・呼吸器外科、乳腺甲状腺外科および放射線科と連携して治療させていただきます。
そのほか、がん性疼痛、胸・腹水症、消化管閉塞、浮腫、呼吸困難、がんに伴う不定愁訴などに対応いたします。
専門診療・専門外来
・がんゲノム医療 「がんゲノムセンター」をご覧下さい。
・緩和ケア外来 「緩和医療センター」をご覧下さい。
・集学的痛み外来 「慢性の痛み情報センター https://itami-net.or.jp/」をご覧下さい。
実績
2023年度
患者数(延べ) | 外来患者数 | 1,857人 |
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入院患者数 | 1,040人 |
詳細は年報をご覧ください。