更新:2024年4月1日

免疫生化学検査室

検査に用いる検体

免疫生化1

採取した血液を遠心分離すると、下に沈んだ有形成分と上清部分に分かれます。生化学検査と免疫検査は上清部分である血清を用いて行われます。また、血糖とヘモグロビンA1cは糖の代謝を抑える薬剤が入った採血管を用います。血糖は、遠心分離後に得られる上清部分の血漿を用い、ヘモグロビンA1cは全血を用いて測定します。

生化学検査

生化学検査

生化学自動分析装置では血液や尿のさまざまな成分(例:タンパク、コレステロール、酵素など)や薬物濃度を分析しています。生化学検査は最も一般的な検査で、健康状態の把握、各臓器の障害度合などが分かります。

免疫検査


免疫装置では腫瘍マーカー、ホルモン、感染症検査などの分析を行っています。腫瘍マーカーは癌細胞がつくりだす特異物質で腫瘍の診断や治療効果の判定に役立つ検査です。感染症検査ではB型肝炎ウィルス、C型肝炎ウィルス、細菌の感染の有無が判定できます。

免疫検査1 免疫検査2 免疫検査3

糖尿病システム

糖尿病システム

糖尿病システムでは血糖とヘモグロビンA1cの測定を行っています。ヘモグロビンA1cは過去1-2ヶ月の血糖値の平均を反映して上下するため、血糖コントロール状態の指標となります。