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インフルエンザの予防法について

更新日:2019/01/25

日常からできるインフルエンザや風邪の予防

昔から言われているうがい、手洗いなどはインフルエンザや風邪にどれほどの
予防効果があるのでしょうか?
予防に関する有効性はここ10数年前まであやふやな状態でした。
しかし最近有効性がわかってきましたのでお話します。

うがい


・水でうがいをする人
・ポピドンヨード(うがい薬)でうがいをする人
・うがいをしない人

をわけて、風邪を予防できるかを調べた人がいます。
そうすると、水でうがいをした人の方が40%風邪にかかる確率が減りました
水うがいで十分風邪の予防になります。

また、65歳以上の人で、

・水うがいをしたグループ
・カテキンまたは緑茶でうがいをしたグループ

を比べると、カテキンまたは緑茶でうがいをした方がインフルエンザにかかった人が減った
という報告もあります。
インフルエンザ_イラスト2-1

手洗い


手洗いに関しては、通常の石けんやエタノール消毒での手洗いで風邪などの感染症が減った
と報告している人がいます。
面白い点なのですが、薬用石けんは普通の石けんと変わりがなかったそうです。

インフルエンザ_イラスト2-2

マスク


マスクに関してはどうでしょう。
普通のマスクでは感冒の予防にはならなかったとされています。
理由としてマスクをしっかりとつけていなかったからではないかと
考えられています。
マスクは、鼻とあごをしっかりと覆い、隙間がないようにつけることがコツです。
咳エチケットのためにマスクをつけることもとても大切です。

インフルエンザイラスト2-3 インフルエンザ_図2

最近では乳酸菌飲料による感冒の予防効果の報告もあります。
昔から良いと言われていることは、ちゃんとした予防効果があったんですね!!

インフルエンザ治療の考え方

一般的にインフルエンザはウイルスに接触したあと1~3日で発症し、
寒気を伴う熱、関、頭痛、関節の痛み、からだのだるさなどが出現し
自然に2~5日くらいで症状が治まる病気です。
健康な大人で重い合併症がなければ、一般的な感冒と同じ対処療法を行えば良いと思います。
こどもの場合、使えない解熱剤があるので医師や薬剤師に相談してみてください。
インフルエンザの重症化リスクが高いこども、基礎疾患を有する方、呼吸器症状が強い方には
抗ウイルス薬を使った方が良いです。

症状がでて48時間以内に薬を使い始めるのが原則で、
熱の期間を平均2日短くすると言われています。
一般的に使われている抗ウイルス薬は

・5日間飲んだり吸引をする薬
・1日1回だけ吸引をする薬
・点滴で投与する薬    があります。

平成30年3月に1日1回だけ服用する薬が発売されました。
漢方薬を使い免疫力を高める方法もあります。
自分に合った治療法を医師と相談してみてください。

 
 
K-style vol.56 2018秋号より
K-style57

執筆者

医長(講師) 赤池 洋人 Hiroto Akaike
専門分野 一般小児科、小児神経

認定医・専門医・指導医 日本小児科学会小児科専門医・指導医、日本小児神経学会小児神経専門医、日本人類遺伝学会/日本遺伝カウンセリング学会臨床遺伝専門医、臨床研修指導医

出身大学
川崎医科大学 H15.3 卒業

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