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消化器外科

フロア案内
  • ≪外来≫消化器センター外来 4階(41)
  • ≪病棟≫消化器センター病棟 14階

更新:2025年4月1日

特徴・特色

  • 各種消化器がんの機能温存手術、腹腔鏡手術、ロボット手術などの低侵襲手術。術前・術後の抗がん剤治療、栄養管理と術後の長期にわたるアフターケア、進行がんに対する集学的治療、緩和医療。
  • 消化器緊急疾患に24時間対応(急性胆嚢炎、急性虫垂炎、消化管穿孔、汎発性腹膜炎、絞扼性腸閉塞、鼠径部ヘルニア嵌頓など)
  • 正中弓状靭帯圧迫症候群に対する腹腔鏡下手術

診療部長・責任者

上野 富雄
部長(教授) 上野 富雄 Tomio Ueno
専門分野 消化器一般、肝胆膵外科、消化管再生医学

認定医・専門医・指導医 日本外科学会外科専門医・指導医、日本消化器外科学会消化器外科専門医・指導医・消化器がん外科治療認定医、日本肝胆膵外科学会高度技能指導医、日本消化器病学会専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本膵臓学会指導医、日本腹部救急医学会腹部救急教育医・腹部救急認定医

出身大学
山口大学 S63.3 卒業
藤原 由規
部長(教授) 藤原 由規 Yoshinori Fujiwara
専門分野 消化器一般、上部消化管

認定医・専門医・指導医 日本外科学会外科専門医・指導医、日本消化器外科学会消化器外科専門医・指導医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医・指導医、日本消化器病学会専門医・指導医、日本食道学会食道科認定医・食道外科専門医、消化器ロボット支援手術 Console Surgeon

出身大学
兵庫医科大学 S60.3 卒業
吉松 和彦
部長(教授) 吉松 和彦 Kazuhiko Yoshimatsu
専門分野 消化器一般、下部消化管

認定医・専門医・指導医 日本外科学会外科専門医・指導医、日本消化器外科学会消化器外科専門医・指導医、日本大腸肛門病学会大腸肛門病専門医・指導医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医・指導医、日本内視鏡外科学会技術認定医(消化器・一般外科)、日本外科感染症学会外科周術期感染管理認定医・教育医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本腹部救急医学会腹部救急教育医・腹部救急認定医、認定ICD、消化器ロボット支援手術 Console Surgeon

出身大学
山口大学 S63.3 卒業

主な対象疾患

消化管疾患

食道がん、胃がん、結腸がん、直腸がん、肛門がん、食道裂孔ヘルニア、食道アカラシア、胃・十二指腸潰瘍、腸閉塞、急性虫垂炎、消化管穿孔、クローン病、潰瘍性大腸炎、大腸ポリポーシス、憩室炎、消化管出血、痔核、肛門周囲膿瘍、痔瘻、直腸脱、GIST、神経内分泌腫瘍

肝・胆道・膵疾患

肝がん、胆嚢がん、胆管がん、膵がん、乳頭部がん、十二指腸がん、肝嚢胞、肝膿瘍、肝内結石、胆管結石、胆嚢結石、胆管炎、胆嚢炎、慢性膵炎、神経内分泌腫瘍、膵嚢胞

脾疾患

脾腫、先天性溶血性貧血、自己免疫性溶血性貧血、特発性血小板減少性紫斑病

一般外科

腹部外傷、そけいヘルニア、大腿ヘルニア、臍ヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニア、閉鎖孔ヘルニア

その他

正中弓状靭帯圧迫症候群(腹腔動脈圧迫症候群)

関係する症状

  • 食欲の低下
  • 吐き気や嘔吐
  • 腹痛 便通の異常や出血
  • 体重の減少
  • 皮膚が黄色くなる黄疸がある場合

治療している主な病気

肝胆膵

肝疾患
・肝良性腫瘍(肝嚢胞など)
・原発性肝がん
・転移性肝がん
・肝膿瘍
胆嚢および胆管疾患
・胆嚢結石症
・総胆管結石症
・肝内結石症
・急性胆嚢炎、慢性胆嚢炎、胆管炎
・胆嚢ポリープ、腺腫
・胆嚢がん、胆管がん
膵臓疾患
・膵仮性嚢胞、膵膿瘍
・嚢胞性膵腫瘍
・膵がん
・神経内分泌腫瘍

上部消化管

食道疾患
・食道がん
・食道アカラシア
・びまん性食道痙攣症
・食道裂孔ヘルニア(逆流性食道炎)
胃・十二指腸疾患
・進行胃がん
・早期胃がん
・胃腫瘍(悪性リンパ腫、GISTなど)
・胃・十二指腸潰瘍
・正中弓状靭帯圧迫症候群

その他、脳梗塞などで経口摂取が困難となった方に胃瘻造設も行っています。

下部消化管

大腸・肛門疾患
大腸といえば結腸と直腸の総称です。大腸疾患すべてを扱っていますが主なものに以下のものがあります。いずれも痛みが少なく、傷がきれいな腹腔鏡を用いた検査、治療が可能です。

・大腸悪性疾患(結腸がん、直腸がん、肛門がん)
・大腸良性疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎、大腸ポリポーシス)
・肛門疾患(痔核、肛門周囲膿瘍、痔瘻、直腸脱)
小腸疾患
小腸疾患すべて扱っていますが主なものに以下のものがあります。

・小腸悪性疾患
・小腸良性疾患
・腸閉塞;癒着性、その他

消化器がん薬物療法

患者さん一人ひとりに最適な治療を提供するため、最先端の知識と技術を活用しながら、質の高い薬物療法を実践してまいります。
当科では、消化器系の悪性腫瘍に対する薬物療法として、殺細胞剤(抗がん剤)、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬などを用いた治療を行っています。近年の研究により、がんを遺伝子のタイプ別に分類し、それぞれのタイプに適した治療を行う個別化医療が主流となっています。当科でも、これらの知見に基づき、患者さん一人ひとりに最適な治療戦略を提供しています。

消化器がんの治療は、外科手術に加え、薬物療法や放射線療法を組み合わせた集学的治療へと進化してきました。当科では、これまでに蓄積された豊富な治療経験をもとに、遺伝子変異やバイオマーカーを考慮した個別化治療を積極的に導入し、患者さんごとの最適な薬物療法を提供しています。また、最新のエビデンスを取り入れつつ、治療の進歩にも積極的に関与しています。

当科には、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医、日本がん治療認定医機構のがん治療認定医が在籍しており、高度な専門性をもって治療にあたっています。また、国内外の臨床研究にも積極的に参加しており、上部消化管領域ではJCOG(日本臨床腫瘍研究グループ)の食道がんグループのメンバーとして研究に参画し、胃がんグループにもオブザーバーとして関与しています。

その他

ヘルニア
ヘルニアとは臓器の一部、または全部が体壁や体内にある隙間を通って、本来の位置から逸脱した状態をいいます。椎間板ヘルニアが良く知られていますが体のどの部分でも起こり得ます。主なものに以下があります。

・そけいヘルニア
・大腿ヘルニア
・閉鎖孔ヘルニア
・腹壁瘢痕ヘルニア

専門診療・専門外来

  • 上部消化管がん専門外来
  • 下部消化管がん専門外来
  • 肝胆膵がん専門外来
  • 外来化学療法専門外来
  • 栄養療法専門外来
  • ストーマ外来
  • セカンドオピニオン外来(各専門外来で対応しております)

実績

2023年度

患者数(延べ) 外来患者数 7,157人
入院患者数 15,627人

詳細は年報をご覧ください。