脳卒中とは
その一瞬が命を分ける ― 脳卒中は「知識」「備え」「行動」で攻略する!
脳卒中は年間およそ30万人が新たに発症し、通院中の方は150万人を超える身近な病気です。ある日突然襲いかかり、手足の麻痺や言葉の障害といった後遺症を残すことも少なくありません。「寝たきり」になる最大の原因でもあります。でも、恐れる必要はありません。敵を知り、日頃から備え、いざという時に迷わず動ければ、脳卒中は十分に「攻略」できる病気です。ここでは、そのための知識と備え、そして行動のポイントをわかりやすくお届けします。
「脳梗塞」「脳出血」「脳溢血(のういっけつ)」「中風(ちゅうふう/ちゅうぶ)」など、似た言葉がたくさんあって、混乱しますよね。実はこれらをまとめた総称が「脳卒中」で、大きく3つのタイプがあります。①血管が詰まる脳梗塞、②脳の中の血管が破れて出血する脳出血、③脳の表面の主に動脈瘤が破れるくも膜下出血です。

脳梗塞には3つの型があります。①高血圧が主因で細い血管が詰まる「ラクナ梗塞」、②高血圧・糖尿病・脂質異常症・喫煙などで血管が硬く狭くなり詰まる「アテローム血栓性脳梗塞」、③心臓の不整脈(心房細動)でできた血のかたまりが脳へ飛ぶ「心原性脳塞栓症」です。いずれも生活習慣病と深く関係しています。裏を返せば、生活習慣を整えることが、脳卒中を防ぐための大切な「備え」になるということです。
急に片方の手足がしびれる、ろれつが回らない ― こうした症状が数分〜数時間で消えてしまうことがあります。これは脳梗塞の前ぶれ「一過性脳虚血発作(Transient Ischemic Attack: TIA)」です。「治ったから大丈夫」は禁物。近いうちに本格的な脳梗塞を起こす危険が高いため、症状が消えていても、直ちに救急受診してください。
脳梗塞は、詰まっても数時間以内なら助かる神経細胞が残っています。当院では、血栓を溶かす「rt-PA治療」や、カテーテルで血栓を取り除く「血栓回収療法」が可能です(岡山県内でも限られた施設のみ)。太い血管が詰まると1分間に約190万個もの神経細胞が失われるという報告も。突然の症状が出たら、様子を見ず、ためらわずに救急車を。その勇気ある一歩が、命と“あたりまえの生活”を守ります。
(チェックリスト)
関連ページ:脳卒中の予防について
そもそも「脳卒中」ってなに?
「脳梗塞」「脳出血」「脳溢血(のういっけつ)」「中風(ちゅうふう/ちゅうぶ)」など、似た言葉がたくさんあって、混乱しますよね。実はこれらをまとめた総称が「脳卒中」で、大きく3つのタイプがあります。①血管が詰まる脳梗塞、②脳の中の血管が破れて出血する脳出血、③脳の表面の主に動脈瘤が破れるくも膜下出血です。

脳梗塞は「起こさない」のが最大の攻略法
脳梗塞には3つの型があります。①高血圧が主因で細い血管が詰まる「ラクナ梗塞」、②高血圧・糖尿病・脂質異常症・喫煙などで血管が硬く狭くなり詰まる「アテローム血栓性脳梗塞」、③心臓の不整脈(心房細動)でできた血のかたまりが脳へ飛ぶ「心原性脳塞栓症」です。いずれも生活習慣病と深く関係しています。裏を返せば、生活習慣を整えることが、脳卒中を防ぐための大切な「備え」になるということです。
見逃さないで! 「前ぶれ発作(TIA)」
急に片方の手足がしびれる、ろれつが回らない ― こうした症状が数分〜数時間で消えてしまうことがあります。これは脳梗塞の前ぶれ「一過性脳虚血発作(Transient Ischemic Attack: TIA)」です。「治ったから大丈夫」は禁物。近いうちに本格的な脳梗塞を起こす危険が高いため、症状が消えていても、直ちに救急受診してください。
発症したら「1分1秒」が勝負
脳梗塞は、詰まっても数時間以内なら助かる神経細胞が残っています。当院では、血栓を溶かす「rt-PA治療」や、カテーテルで血栓を取り除く「血栓回収療法」が可能です(岡山県内でも限られた施設のみ)。太い血管が詰まると1分間に約190万個もの神経細胞が失われるという報告も。突然の症状が出たら、様子を見ず、ためらわずに救急車を。その勇気ある一歩が、命と“あたりまえの生活”を守ります。
(チェックリスト)

関連ページ:脳卒中の予防について
執筆者

-
副部長(准教授)
大山 直紀
Naoki Oyama
専門分野
神経疾患全般、脳卒中全般
認定医・専門医・指導医
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医、日本神経学会神経内科専門医、日本脳卒中学会脳卒中専門医・指導医、日本医師会認定産業医、JMECCアシスタントインストラクター
- 出身大学
- 大阪大学 H12.3 卒業

- 副部長(准教授) 大山 直紀 Naoki Oyama
専門分野
神経疾患全般、脳卒中全般
認定医・専門医・指導医 日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医、日本神経学会神経内科専門医、日本脳卒中学会脳卒中専門医・指導医、日本医師会認定産業医、JMECCアシスタントインストラクター
- 出身大学
- 大阪大学 H12.3 卒業

