最新のテクノロジーを用いたリハビリテーション医療
更新日:2024/10/10
最新のテクノロジーを用いたリハビリテーション医療
本稿では当院でも行っている「リハビリテーションロボット」など最新のテクノロジーを用いたリハビリテーション医療について紹介したいと思います。ロボットとは「センサー、知能・制御系、駆動系の3つの要素技術を有する知能化した機械システム」と定義されます。 (経済産業省)
1 . HAL(Hybrid Assistive Limb®医療用 BMI
緩徐進行性の神経筋疾患などで身体を思うように動かせなくなった患者さんに対する機能改善目的で使用するサイボーグ型ロボットです。体を動かそうとしたときに体表に発せられる微弱な生体電位信号を皮膚に貼ったセンサーで検出し、装着者の意思に従って動作をアシストします。
訓練を継続することで機能改善が期待できます。

2.WelWalk®1000
脳血管障害などで歩行ができなくなった患者さんに対しての歩行訓練(運動学習)を支援するためのロボットです。大がかりで皆さんの思い浮かべるロボットとは少しイメージが違うかもしれませんが、これも医療用リハビリテーションロボットです。
3.LIFESCAPES® 医療用 BMI
脳血管障害などで比較的重度な上肢運動麻痺が残存した患者さんに対して使用する訓練用ロボットです。頭皮上から検出できる脳波信号をもとに手指のロボットが反応し手指運動をサポートします。つまり脳から適切な運動の命令を出す訓練を行うためのロボットです。上手く脳波(脳からの運動命令)を出せるようになれば次のステップの訓練に進めます。

1 . HAL(Hybrid Assistive Limb®医療用 BMI
緩徐進行性の神経筋疾患などで身体を思うように動かせなくなった患者さんに対する機能改善目的で使用するサイボーグ型ロボットです。体を動かそうとしたときに体表に発せられる微弱な生体電位信号を皮膚に貼ったセンサーで検出し、装着者の意思に従って動作をアシストします。
訓練を継続することで機能改善が期待できます。

2.WelWalk®1000
脳血管障害などで歩行ができなくなった患者さんに対しての歩行訓練(運動学習)を支援するためのロボットです。大がかりで皆さんの思い浮かべるロボットとは少しイメージが違うかもしれませんが、これも医療用リハビリテーションロボットです。

3.LIFESCAPES® 医療用 BMI
脳血管障害などで比較的重度な上肢運動麻痺が残存した患者さんに対して使用する訓練用ロボットです。頭皮上から検出できる脳波信号をもとに手指のロボットが反応し手指運動をサポートします。つまり脳から適切な運動の命令を出す訓練を行うためのロボットです。上手く脳波(脳からの運動命令)を出せるようになれば次のステップの訓練に進めます。

執筆者

-
副部長(准教授)
平岡 崇
Takashi Hiraoka
専門分野
高次脳機能障害、嚥下障害、小児発達障害
認定医・専門医・指導医
日本リハビリテーション医学会リハビリテーション科専門医・認定臨床医・指導医、日本臨床神経生理学会専門医、日本臨床倫理学会臨床倫理認定士、日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士、日本医師会認定産業医
- 出身大学
- 川崎医科大学 H8.3 卒業
- 副部長(准教授) 平岡 崇 Takashi Hiraoka
専門分野
高次脳機能障害、嚥下障害、小児発達障害
認定医・専門医・指導医
日本リハビリテーション医学会リハビリテーション科専門医・認定臨床医・指導医、日本臨床神経生理学会専門医、日本臨床倫理学会臨床倫理認定士、日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士、日本医師会認定産業医
- 出身大学
- 川崎医科大学 H8.3 卒業