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健康診断センター

更新:2024年1月17日

保健師からのアドバイス

1.乳がん


自分でも見つけられる自己検診のやり方 〜早く見つけて乳房を守ろう〜

女性のがんとして代表的な乳がんは30~64歳の死因のトップになっており、残念ながら増加し続けています。
生涯に乳がんを患う女性は9人に1人で女性のがんの中では患者数がもっとも多くなっています。
しかし、乳がんは早期に発見し適切な治療を行えば、良好な経過が期待できます。

早期発見のためには、月に一度の自己検診が決め手であり、自分のからだや乳房の変調に気づくための大切なきっかけです。
是非、正しい方法を実践し、ご自身の大切な命と乳房を守ってください。



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乳がん_自己検診1乳がん_自己検診2

2.糖尿病



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糖尿病ってどんな病気?

 

すい臓から分泌されるホルモン(インスリン)の作用が不足して慢性的な高血糖状態となる代謝疾患です。
症状がない段階でも血糖値が高い状態が続くと、体の中の血管や神経は少しずつ損なわれ続け、
様々な糖尿病の合併症があらわれます。

保健師_糖尿病

糖尿病予防 -食事編-

 

<効果>
①すい臓の負担を軽くして働きを回復させる。
②インスリンの補給による血糖コントロールをおこないやすくする。

<食事療法の目標>
◆ 適正体重・エネルギー摂取量を知る

標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22
エネルギー摂取量(kcal)=標準体重(kg)×身体活動量(※)
(※)身体活動量
   軽労作(デスクワーク・主婦など):25~30kcal
   普通の労作(立ち仕事が多い職業):30~35kcal
   思い労作(力仕事の多い職業):35kcal~
健診_糖尿病2


◆ カロリーの摂り過ぎに注意して、バランスの良い食事を心がける

・減塩(男性8g未満、女性7g未満) ・腹八分目とし、ゆっくりよく噛んで食べる

・野菜は1日350g(両手一杯程度)  ・果物の食べ過ぎや調味料のエネルギー量に注意する
・食物繊維は1日20~25g(穀物、いも、豆、果物、きのこ、海藻などに多く含まれる)

糖尿病予防 -運動編-

<効果>
①血糖値を下げる。
②低下しているインスリンの働きが高まる
③減量効果 ・肥満の防止
④高血圧や脂質異常(高脂血症)の改善


<運動療法の目標>
◆できれば毎日、少なくとも週3~5回、有酸素運動を20~60分(週150分以上)
ウォーキング、水泳、体操などがエネルギーを消費するのに向いている
健診_糖尿病3
◆週2~3回のレジスタンス運動(筋力トレーニング)を同時におこなう
筋肉量を増やし、筋力を増強(エネルギーの消費場所を増やす)

※食後1~2時間までにおこなうと、食後の高血糖を改善させる働きがあります。
~日常生活の中で糖尿病予防を心がけていきましょう~

あなたの血糖コントロールは大丈夫??


糖尿病境界型の場合、詳しい糖尿病の検査を受けることが推奨されています。
□空腹時血糖:110~125㎎/dL
□HbA1c:6.0~6.4%

健康診断センターでは糖尿病ドックを実施しています。

3.ロコモティブシンドローム


いくつになっても自分の脚で歩く!
撃退!ロコモティブシンドローム

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ロコモティブシンドロームとは

骨や関節、筋肉といった運動器の障害により、日常生活の動作が困難になる状態のことをいいます。
要支援や要介護が必要になる危険が高い状態です。

ロコモティブシンドロームの原因とは?

生活習慣や疾患など、ロコモの原因は様々です。
ご自身の体の状態と生活習慣を振り返り、ロコモ予防に努めませんか?

健診_ロコモ1

7つのロコチェック


思い当たることはありませんか?ご自身の今の状態を確かめてみましょう。
  • 家の中でつまづいたり、滑ったりする
  • 階段を上がるのに手すりが必要である
  • 15分くらい続けて歩けない
  • 横断歩道を青信号で渡りきれない
  • 片脚立ちで靴下がはけない
  • 2kg程度の買い物を持ち歩くのが困難である
  • ふとんの上げ下ろしなど、力のいる家事が困難である

いくつ当てはまりましたか?
1つでも当てはまれば、ロコモへの注意や予防が必要です。

骨の異常は知らないうちに進行している可能性があります。身長が縮んだ、以前より歩くのが遅くなったと自覚されている方、一度ご自身の骨の健康を確認してみませんか。