脳腫瘍の治療について
治療が必要な脳腫瘍は?
脳腫瘍が見つかったからといって、すぐに治療が必要とは限りません。検診などで偶然見つかる無症状の脳腫瘍の場合は経過観察することが多いです。治療が必要な脳腫瘍とは、症状がある、大きなサイズである、悪性脳腫瘍が疑われる場合です。
原則は腫瘍摘出手術が必要になります。腫瘍の発生部位や大きさによって開頭手術、神経内視鏡手術などが選択されます。そして摘出した脳腫瘍の病理組織で確定診断を得ます。その結果、脳腫瘍の種類や悪性度、また残存率など様々な条件に応じて追加で放射線治療や薬物治療を行うことがあります。
開頭術:
脳表の腫瘍や大きな腫瘍が対象となる

神経内視鏡手術:
脳深部の脳室内や下垂体にある腫瘍が対象となる

悪性脳腫瘍に対しては全脳照射や拡大局所照射を行います。腫瘍サイズが小さい場合(3cm以内)は定位照射(ガンマナイフ、サイバーナイフなど)も行われます。
薬物療法が効果的な脳腫瘍の種類は限られています。主に悪性脳腫瘍(悪性神経膠腫、悪性リンパ腫など)に対して抗がん剤治療が行われます。良性脳腫瘍では、特定のホルモン産生性下垂体腺腫に対してホルモン分泌を調節する薬剤が使用されます。また、最近は脳腫瘍分野でも遺伝子変異に応じた標的療法の有効性が報告されており、今後発展していく可能性があります。
脳腫瘍は稀な腫瘍ですが、最近は検診の発達により偶発的に発見されることも増えてきています。しかし、前述のように様々な種類の脳腫瘍があるため、まずは正確な専門医の診断を受けて経過観察や治療につなげることが重要です。一方で、すでに症状が出ている場合などは早急に治療介入した方がよいことも多いため、速やかに専門医を受診しましょう。
どんな治療をするの?
原則は腫瘍摘出手術が必要になります。腫瘍の発生部位や大きさによって開頭手術、神経内視鏡手術などが選択されます。そして摘出した脳腫瘍の病理組織で確定診断を得ます。その結果、脳腫瘍の種類や悪性度、また残存率など様々な条件に応じて追加で放射線治療や薬物治療を行うことがあります。
手術
開頭術:
脳表の腫瘍や大きな腫瘍が対象となる

神経内視鏡手術:
脳深部の脳室内や下垂体にある腫瘍が対象となる

放射線治療
悪性脳腫瘍に対しては全脳照射や拡大局所照射を行います。腫瘍サイズが小さい場合(3cm以内)は定位照射(ガンマナイフ、サイバーナイフなど)も行われます。
薬物療法
薬物療法が効果的な脳腫瘍の種類は限られています。主に悪性脳腫瘍(悪性神経膠腫、悪性リンパ腫など)に対して抗がん剤治療が行われます。良性脳腫瘍では、特定のホルモン産生性下垂体腺腫に対してホルモン分泌を調節する薬剤が使用されます。また、最近は脳腫瘍分野でも遺伝子変異に応じた標的療法の有効性が報告されており、今後発展していく可能性があります。
最後に
脳腫瘍は稀な腫瘍ですが、最近は検診の発達により偶発的に発見されることも増えてきています。しかし、前述のように様々な種類の脳腫瘍があるため、まずは正確な専門医の診断を受けて経過観察や治療につなげることが重要です。一方で、すでに症状が出ている場合などは早急に治療介入した方がよいことも多いため、速やかに専門医を受診しましょう。
執筆者

-
医長(講師)
平井 聡
Satoshi Hirai
専門分野
脳腫瘍の外科
認定医・専門医・指導医
日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医、日本脳卒中学会認定脳卒中専門医、日本神経内視鏡学会神経内視鏡技術認定医
- 出身大学
- 川崎医科大学 H22.3 卒業

- 医長(講師) 平井 聡 Satoshi Hirai
専門分野
脳腫瘍の外科
認定医・専門医・指導医 日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医、日本脳卒中学会認定脳卒中専門医、日本神経内視鏡学会神経内視鏡技術認定医
- 出身大学
- 川崎医科大学 H22.3 卒業


