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086-462-1111(代表)

糖尿病・代謝・内分泌内科

更新:2025年10月20日

オベシティ(肥満症)外来

  肥満症治療の専門外来として、2025年10月20日よりオベシティ(肥満症)外来を開設しました。

診療日
月曜日 午後
お問い合わせ先
糖尿病・代謝・内分泌内科外来
TEL
086-462-1111(代表) 内線 23600

特徴・特色


肥満症とは


  肥満症とは、医学的に減量が必要な肥満のことをいい、ひとつの疾患として扱われます。
肥満によって生じる、または肥満に関連する健康障害がある場合、あるいは内臓脂肪の蓄積によってそれらの健康障害が起こりやすい状態(内臓脂肪型肥満)である場合に、肥満症と診断されます(1)。
後述の図1のような健康障害をお持ちの方で、肥満(BMIが25以上)であれば、肥満症に該当する可能性があります。

 BMI(Body Mass Index)=[ 体重(kg)]÷[ 身長(m)の2乗 ] 
  ※ BMI 22を基準とし、25以上の場合は肥満、35以上の場合は高度肥満と判定されます。

1)日本肥満学会編:肥満症診療ガイドライン2022, ライフサイエンス出版, 2022, p1-7

肥満症の薬物療法が適応となる方


  肥満症の治療には、食事療法、運動療法、行動療法があります。
  効果が不十分な場合には、薬物療法を行うことがあります。
  高血圧、脂質異常症、2型糖尿病のいずれかの1つ以上の薬物治療を行っている肥満症(BMI 35以上)の方が治療対象となります。
  ※BMI 27以上で、肥満に関連する健康障害(図1右)のうち2つ以上の健康障害がある方も対象です。

(図1)

肥満症とは(薬物療法適応)
(※クリックでPDFを表示)

当院オベシティ(肥満症)外来の特徴


  • 初診はじっくり30分
   生活習慣や体の状態を丁寧に確認し、無理のない減量目標を一緒に考えます。
  • タブレットで食習慣チェック
   食生活の中で改善できるポイントを一緒に探します。
  • 体の状態をしっかり評価
   血液検査、体組成検査、動脈硬化のチェックなどを必要に応じて行います。
   問題が見つかった場合には該当科と連携してサポートします。
  • 他科との連携
   心のケアが必要な場合は、心療科と連携します。
   外科手術が必要な場合には消化器外科と連携してサポートします。
  • ホルモンや薬の影響も確認
   体重増加の原因が病気や薬の場合もあるため、血液検査でしっかり調べます。

診療の流れ


  肥満症(オベシティ)外来での治療期間の目安は、次の通りです。

オベシティ外来 診察イメージ
(※クリックでPDFを表示)


当院のオベシティ(肥満症)外来は、「施設認定」を受けた保険診療としての肥満症治療専門外来です。
肥満症は自己管理不足の結果ではなく、心や環境など多くの要因が重なって起こります。
お気軽にご相談ください。