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臨床感染症科

更新:2025年4月1日

特徴・特色

 未曽有の⼤流⾏を起こした新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は感染症法5類に移行されましたが、その後、COVID-19流行時にあまり流行していなかった感染症が再び大きな流行を起こし、そして未だに流行が続いているCOVID-19も、本疾患の関連死亡が日本国内で年間約4万人とされ、このように感染症は我々の⽣命や⽣活を脅かす疾患であり、予断を許しません。したがって、感染症に対し、感染症の専⾨家による対応が必要となるケースが少なくなく、2022年度より開設されました感染症の診療を専⾨とする「臨床感染症科」において、開設当初より、感染症に対する診療に際し、当院においてこれまで我々は、院内の医師から多くの感染症の相談(コンサルテーション)を受けて参りました。
 「臨床感染症科」では、当院に受診、または⼊院された方々が、よりよい感染症の診療を受けられるよう、全面的にサポートしていきます。
 また、近年、成人の方が接種可能なワクチンの種類が急速に増えております。当科が開設した「渡航・ワクチン外来」では、渡航ワクチン(輸⼊ワクチン除く)のみならず、近年使用が可能になった⼀般の成⼈向けワクチンにつき、接種前の相談も含め、対応しております。

診療部長・責任者

大石 智洋
部長(教授) 大石 智洋 Tomohiro Oishi
専門分野 感染症学、小児科学

認定医・専門医・指導医 日本小児科学会認定小児科専門医・指導医、認定ICD、日本感染症学会認定感染症専門医、日本感染症学会認定指導医、抗菌化学療法認定指導医、日本小児感染症学会認定指導医

出身大学
新潟大学 H8.3 卒業

主な対象疾患

関係する症状

感染症の症状は発熱をはじめ鼻水や咳などの呼吸器症状、下痢や嘔吐などの消化器症状、腫れや発疹などの皮膚症状など多岐にわたるため、その症状がまずは感染症の症状なのか、そしてどのような感染症(病原体の種類など)が重要になります。

治療している主な病気

血流感染症
敗血症・血管内留置カテーテル感染症
中枢神経系感染症
髄膜炎、脳炎、脳症
循環器感染症
感染性心内膜炎
気道感染症
咽頭炎、中耳炎、副鼻腔炎、気管支炎、肺炎
骨・関節感染症
骨髄炎、関節炎、椎体炎
消化器感染症
腸炎、腹膜炎
皮膚軟部組織感染症
伝染性膿痂疹、蜂窩織炎、筋膜炎
泌尿生殖器感染症
膀胱炎、腎盂腎炎、男性性器感染症、女性性器感染症

専門診療・専門外来

専門診療
感染症が疑われる方々に対し、附属病院の各診療科の医師から相談を受け、感染症専門医の立場から診療いたします。
専門外来
「渡航・ワクチン外来」「渡航・ワクチン外来」を開設しており、渡航ワクチンとして、海外渡航には必要になる渡航前のワクチン接種の相談や接種を行います。また、成⼈では、高齢者の定期接種や、感染症予防に必要なワクチン接種について、どこでどのように接種すればよいかなど、本外来において相談や接種を⾏っております。(接種1週間前までの予約制)

実績

2023年度

患者数(延べ) 外来患者数 133人