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086-462-1111(代表)

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現在、わが国では生活習慣病が非常に問題になっています。心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす糖尿病、脂質異常症、高血圧症などはその代表的疾患ですが、当科の診療の中心はこれら生活習慣病の管理です。糖尿病(1型糖尿病、2型糖尿病など)、脂質異常症(高コレステロール血症、高中性脂肪血症など)、高血圧症、肥満症、高尿酸血症(痛風)といった生活習慣病の他、甲状腺疾患(バセドウ病、甲状腺機能低下症など)、下垂体疾患(クッシング病、先端巨大症など)、副腎疾患(原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫など)、カルシウム代謝異常などの副甲状腺疾患、などの治療を行っています。その他、代謝・内分泌疾患の全般を取り扱っています。

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生活習慣病の専門医が外来患者さんの診療(診断、食事指導、運動指導、薬物治療、合併症の精査、治療など)、教育にあたります。栄養部との連携により、いつでも手軽に栄養指導が受けられるシステムを設けています。また中央検査部の協力により、1時間の待ち時間ですべての検査データを得ることができるため、きめ細かい指導が可能です。当科では病診連携あるいは病病連携を積極的に推進しています。日頃はかかりつけ医に、当科には2~3ヵ月あるいは6ヵ月ごとに受診していただき、治療方針の変更などの情報を緊密に交換いたします。1~2週間の教育入院システム(クリニカルパス)を設けていますので是非一度ご利用ください。入院患者さんについては医師、糖尿病療養指導士(看護師、管理栄養士、薬剤師)などがチームを組んで、診療、教育にあたります。教育には専用のテキストを用いています。

バセドウ病や甲状腺機能低下症についても、1時間半程度で甲状腺ホルモンのデータを得ることが出来るため、スムーズに治療や指導に応用しています。他の比較的まれな内分泌疾患については、適切な検査(負荷検査や画像検査、副腎静脈などのサンプリング検査等)を外来通院や入院のうえで行い、治療方針を決定しています。

特殊検査

脈波伝播速度(PWV)

脳卒中や狭心症、心筋梗塞は動脈硬化に起因し、糖尿病、脂質異常症、高血圧、肥満、喫煙などが危険因子と考えられています。動脈硬化の進行度をみるために脈波伝播速度(PWV)を行っています。PWVは、脳・心臓血管系疾患に深く関係し、動脈の老化度の指標として有用です。

頚動脈内膜中膜複合体厚(IMT)

頚動脈の超音波(エコー)検査を行うことで、全身の動脈硬化の進行状況が手軽に把握できます。血管の内膜と中膜が厚くなる肥厚と、内膜の一部分が盛り上がるプラークの有無、血管壁の石灰化などで進行状態を推測します。

内臓脂肪測定

肥満のある方で、とくに内臓脂肪が蓄積すると、高血圧、脂質異常症、糖尿病を合併し、動脈硬化が進行しやすいと考えられています。腹部のX線CT撮影を行い、内臓に蓄積している脂肪を計測します。内臓脂肪型肥満はメタボリックシンドロームを引き起こします。

高度医療

組織適合抗原(HLA遺伝子)

日本人の1型糖尿病ではDR4、DR9などのHLA遺伝子との関連性が明らかにされています。1型糖尿病の補助診断としてHLA遺伝子の測定を行っています。

糖尿病発症関連遺伝子の検索

糖尿病の原因の1つに遺伝子異常によるものが明らかにされてきています。臨床所見から遺伝子異常による糖尿病が考えられる場合には、発症関連遺伝子の検索を行っています。

高脂血症の病因検索

高脂血症の病因に遺伝子の異常が関与することがあります。家族性高脂血症の診断に遺伝子検索を行っています。

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また、「一度、糖尿病と言われて放置」し、目や腎臓に障害が出て、後で後悔される患者さんが後を絶ちません。手遅れになる前に受診されることを強くお勧めします。

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2023年度

患者数(延べ) 外来患者数 24,031人
入院患者数 2,848人

詳細は年報をご覧ください。

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糖尿病(1型糖尿病、2型糖尿病など)
膵β細胞からのインスリン分泌不足あるいはその作用不足によって、血糖値が慢性的に高くなり、全身の代謝異常を引き起こします。食生活の欧米化、肥満などに伴い糖尿病患者数は著増しており、糖尿病およびその予備軍の患者数は日本国内で2000万人を超えています。糖尿病には様々な合併症(網膜症、腎症、神経障害、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞など)があり、血糖値の管理はとても重要です。
脂質異常症(高コレステロール血症、高中性脂肪血症)
血中の悪玉コレステロール(LDL)や中性脂肪の増加、善玉コレステロール(HDL)の減少などが認められ、糖尿病、高血圧症などとともに、動脈硬化を促進します。遺伝も関与していますが、脂質摂取過多などの食生活も大きく影響します。
肥満症
肥満により健康に障害が出ている状態で放置すると危険です。特に内臓脂肪蓄積からメタボリック症候群、2型糖尿病などに進行します。
高血圧症
塩分摂取過多、喫煙、ストレスなどが原因で血圧が上昇し、糖尿病、脂質異常症とともに、動脈硬化を促進します。また、何らかの内分泌代謝異常を背景に血圧が上昇する場合もあり、病態に応じた治療が必要です。
高尿酸血症
血中の尿酸値が上昇している状態で、痛風発作(足の親指の関節痛など)や尿路結石などを引き起こします。
甲状腺疾患
バセドウ病などにより血中甲状腺ホルモンが増えると、手が震える、体重が減少する、心拍数が増え動悸がする等の症状が起き、放置すると心臓の障害や眼球突出などを来します。
逆に橋本病等により甲状腺ホルモンが減少すると、体の活動性が低下します。軽症では自覚症状は少なく、単なる高コレステロール血症と判断されている場合もあります。中等症~重症になると、浮腫みがひどくなり、意識のない状態になる事もあります。
下垂体疾患
下垂体は脳にぶら下がった小指の先位の大きさの臓器ですが、司令塔として8種類ほどのホルモンを出して、甲状腺や副腎・性腺をはじめとする全身の内分泌臓器を調節しています。

顔貌などが特徴的な先端巨大症(成長ホルモン過剰)やクッシング病(副腎皮質刺激ホルモン過剰)は、単に糖尿病や高血圧として治療され見逃されている場合もあります。プロラクチンの過剰では乳汁分泌や無月経を来します。

からだ全体の調節をする大切な機能を有しているため、下垂体ホルモン分泌が障害されると、全身倦怠をはじめ様々な障害を起こし、放置すると生命に危険が出ます。
副腎疾患
副腎は、皮質からは塩分やミネラルの調節をして血圧を維持するアルドステロンや糖質・脂質・炭水化物の調節をするコルチゾール、さらに副腎髄質からはアドレナリンを出して、からだ全体の調節をしています。

アルドステロンが過剰となる原発性アルドステロン症は、治る高血圧の代表ですが、見過ごされている場合も多く問題となっています。コルチゾール過剰によるクッシング症候群やアドレナリン過剰による褐色細胞腫なども治る高血圧・糖尿病の代表ですが、適切な検査と治療が必要です。
副甲状腺機能亢進症
血液中のカルシウム濃度が異常に高くなり、骨がもろくなったり、腎結石の原因となります。

その他、代謝・内分泌疾患の全般を取り扱っています。

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