命の最前線フライトナース

フライトナースの制服は白衣ではありません。
このブルーのウエアが空を飛ぶ看護師の証。
緊急を要する救命治療のために
ドクターヘリに搭乗するフライトナースは、
高度救命救急センターに勤務する看護師の一員です。

24時間どんな時も患者さんを受け入れ、患者さんのための医療をまっすぐに見据えてきた私たち。病気を診るのではなく、病人を看るという人間愛を貫いてきた姿勢と、特定機能病院として、地域の基幹病院として、地域と連携をとりながら高度で良質な医療を提供する責務を担っていることは、私たちの大きな誇りです。

この理念と責務を受け、患者さんとそのご家族の方とともにある看護を実現することこそ、私たち看護師の使命だと考えています。

「看護師として何を患者さんにしてさしあげることができるのか」ここに集まった看護師たちは、その言葉を常に自分自身に問いかけながら、よりよい看護のために自分を磨き、仲間と互いに高め合っています。

これから看護師としての一歩を踏み出そうとしているみなさん、看護師としての誇りと使命を胸に、私たちと一緒に成長していきませんか。

中州中州ヘリ

私に成長するきっかけを与えてくれたフライトナースという専門職

中州正面

平成30年からフライトナースに
中洲 淳士  看護師

私は、生命に直結する重大な事故や疾患の患者さんに少しでも早く携わり救命したいという思いから高度救命救急センターを希望しました。フライトナースになるためには看護師経験5年以上、そのうち救急看護師経験3年以上の経験を経て、必要な研修を受講し修了後にフライトナースとなりました。ドクターヘリが必要とされる現場は重症度・緊急度が高い患者さんが多く、救命のために様々な処置が必要となります。現場への出動は、医師、看護師ともに1名ずつで出動となります。現場に向かう機内では限られた情報から医師とディスカッションし治療方針や必要物品を選定します。判断を誤ると生命に影響を与える可能性もありプレッシャーのかかる環境下ではありますが、それ以上に救命できた患者さんの姿を見ることが原動力となり、フライトナースを続けています。