最も精進した研修医に「ベスト研修医」賞、研修医指導に最も献身いただいた指導医に「ベスト指導医」賞、モーニングケースカンファレンスにおける最も優れたプレゼンターに「ベストＭＣＣプレゼンター」賞を制定しています。
また、この年から精勤賞を新たに制定しました。
これは、モーニングケースカンファレンス、レジデントセミナーの出席率が２年を通して最も高かったことを表彰するものです。
投票及び卒後臨床研修委員会で協議の結果、下記の先生が選ばれました。

　この度は、2021年度を通して優秀だった研修医に選ばれ、ベスト研修医を受賞することができ、誠に光栄であります。もっと相応しい研修医がいると思いますが、自分が選ばれるように意見下さった先生、同期、後輩、スタッフの方にこの場を借りて感謝を申し上げます。 自分の研修医生活を振り替えてみると、自分は臆病でありながらお節介でもあったと思います。臆病な自分にやさしく一から十まで諦めず親切に教えて下さり、それを試すに場を作って下さった先生のおかげで、そして、いらないお節介かもしれないけど自分がしてもらったように、同期や後輩に同じことをしたおかげで、この賞を貰うことができたと思います。重ねてお礼を申し上げます。 自分の好きな韓国の諺の中で「イネは熟すほど項を垂れる」というのがあります。意味としては成熟するほど謙遜であれであります。これからの医師生活どうなるかは五里霧中でありますが、可能であればイキることなくいきたいと思いますので、何卒よろしくお願いします。

　この度は大変名誉ある賞をいただき誠にありがとうございます。私自身20年以上医師としての理想像を追い求めながら医道を邁進してきたなかで、偉大な諸先輩方に多くの大切な知識や経験を教わってきましたし、貴重な技術をご指導いただけたことに心より感謝しております。同じように私が自分の知識や経験を若い先生に伝えていくことは至極当たり前のことなのですが、このような形となって認められることは正直に大変嬉しく思っております。同時に、約20年の差がある若手医師が考える医療と大きくはズレていないのかな、と少しほっとする気持ちもあります。ますます発展する情報化社会のなかで溢れ続ける膨大な知識を整理し、経験をふまえた技術習得のコツや様々な状況における対処方法（態度）を若手医師に伝えていくことは私たち先輩医師の責務だと思っております。一方で、医療現場のSDGsの一つとして、ライフワークバランスを進めて誰もが健全に安心して働ける医療環境をつくっていくことも大事な使命だと思います（研修医は短期間で知識・技術の習得をする必要があるため過重労働になりやすい）。これらを両立することは困難なことも多いのですが、今回の賞を励みに開学以来本学が掲げる「全人的医療を担う良医の育成」をこれからも心掛けてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

　この度は、精勤賞をいただき、誠にありがとうございます。
今年度からできた賞ということであり大変嬉しく思います。限られた研修期間の中で全ての科で研修させていただくことは不可能であり、私は初期研修医2年目まで何科に進もうか迷っていたため、特に内科の研修期間が少なくなってしまい、最初は不安を感じていました。そんな中、MCCやレジセミで様々な科の上級医の先生方や先輩、同期から臨床で一番に使える知識をご教示いただけ、毎回大変勉強になりました。抗菌薬や心電図、急性心筋梗塞の初期対応等、今でもデータとして持ち歩いて困ったときは参考にさせていただいています。また、特に同期の発表ではわからなかったときは後からでも気軽に聞ける環境も良かったです。MCCは朝が早くて大変と思うこともあるかもしれませんが、いつもより少しだけ早起きしてぜひ出席してみてください。きっと今後にも役立つ財産となることと思います。この度はありがとうございました。