男性の育休取得率は近年上昇傾向ですが、女性の取得率(約80.2%)と比較して17.1%とまだまだ低いのが現状です。当院では国のパパ育休制度のバックアップもあり徐々に取得を希望する男性職員が増えており、私も子供の出生後早期に育休を取得することが出来ました。私の場合は子供が双子と言うこともあり、出生10日後から1歳の誕生日の前日までほぼ1年間取得させていただきました。当院でこれまで育休を取得した男性職員の中には、3ヶ月だけ取得する方もいれば、1ヶ月育休→3週間勤務→1ヶ月育休→職場復帰という形を取る方もいました。それぞれの家庭の事情によってより柔軟な育休取得が可能です。

私の場合は長期間育休を取得して夫婦で育児に取り組むことで、育児の楽しさや大変さを知り、自分が父親になったという実感がわきました。また、徐々に出来ることが増えて成長していく子供を間近で見ることができ、夫婦で共有することで、家族の絆をより深めることができました。

そのおかげで育休が終わった後も夫婦で力を合わせて育児をすることが出来るようになったので育休を取得してよかったと日々感じています。

今後はますます男性の育休取得が求められる時代になると思われますが、私自身も他の薬剤師が育休を取得しやすくなるように働きかけていきたいと考えています。

（岡　尚生　徳島大学卒　　2021年入職）