先輩の声

初期臨床研修

良き小児科医を目指して

略 歴
川崎医科大学附属病院
堀谷 美奈(川崎医科大学卒業)
Message
大学入学当初はとにかく地元に早く帰ることを考えていましたが、今となっては後期研修も当院での研修を決めています。
学生時代から小児科に興味があり、小児に特化した研修プログラムがあると聞いて第一希望に決めました。小児科重点プログラムでは初期研修の2年間に、小児外科・新生児を含め12か月を小児病棟で過ごします。初期研修の第一歩は小児科からのスタートで、モチベーションが上がりました。
当院の小児救急では第1次救急から第3次救急までの幅広い症例を学ぶことができることも魅力の一つです。また、小児救急では開業医の先生方に外来診療をご協力いただいており、大学病院の中にいながら、地域医療に長年携わっている先生方の技術・考え方を学ぶ機会があります。
さらに、初期研修2年目にカナダのトロント小児病院での研修もあり、世界トップレベルの小児医療現場に触れるという貴重な経験ができます。現在、海外研修に向けて、英語の勉強に奮闘中です。
小児科に興味のある方は、ともに良き小児科医を目指しましょう!

2年間の初期研修を修了して

略 歴
川崎医科大学附属病院
河原 恭子(川崎医科大学卒業)
Message
あっという間に2年間の初期研修が修了し、現在後期研修を行っています。当院での初期研修は、大学病院ということもあり、科の幅も広く、各科でそれぞれの専門知識を持った指導医の先生方から指導を仰ぐことができ、とてもいい環境だと思います。また、患者さんのことで悩んだときに、他科の先生に電話でご相談すると快く丁寧に教えてくださり、科の垣根が低いという所も利点の一つだと思いました。また5年生の後輩にみられているというプレッシャーもありながら、指導されるだけでなく、質問されたり、指導したりしながら自分の実力もつけていくことができ、緊張感を持って研修に挑めたと思います。現在は別々の科に進んでいますが、相談したり、飲みに行ったりできる一緒に頑張れた同期がいることも大きな利点でした。
また、私は海外研修制度に応募し、初期研修の1か月間をドイツへ行かせていただきました。人生で初めての経験であり、海外の医療現場だけでなく、文化や人柄に触れることのできた貴重な体験でありました。現在、リウマチ膠原病科での後期研修がスタートし、毎日奮闘していますが、初期研修時に担当させていただいた患者様、お世話になった先生方から学んだ知識や経験を生かし、初心を忘れず、今後の医師としてのスキルを磨いていきたいと思います。

川崎医科大学附属病院 研修2年

略 歴
川崎医科大学附属病院
真田 淳平(香川大学卒業)
Message
私は大学卒業まで香川県で過ごし、初期研修で初めて岡山県に住み、川崎医科大学附属病院で初期臨床研修をすることとなりました。4月の初めは病院内の場所が分からず迷子になったり、先生の名前が分からないなど大変なこともありました。若干ホームシックになりそうなこともありました。しかし、研修した診療科に限らず、どの診療科の先生方もやさしく対応してくださり、乗り切ることができました。川崎医大には良い意味で各科の垣根が低く、些細なことでも相談しやすい環境があります。その点はすごく研修を行うにあたって良いことだと感じました。
また高度救命救急センターが充実していることやベッド数も多いため、大学病院ならではの重症な患者さんや症例数の非常に少ない疾患に加え、市中病院で多く診察するようなcommon diseaseまで幅広く経験することができます。学生の多くは大学病院と市中病院どっちで研修をするか悩むと思いますが、その点では両方兼ね備えた病院であると思います。
川崎医科大学附属病院で初期研修を始めて1年以上経ちましたが、この病院で研修を行えてよかったと思います。
少しでも興味があれば気軽に問い合わせたり見学に来ていただければと思います。

川崎医科大附属病院での研修、いかがですか? ~外出身者がお勧めします~

略 歴
川崎医科大学附属病院 眼科 シニアレジデント
井東 千尋(金沢医科大学卒業)
Message
はじめまして。私は2012年4月から2年間当院にて初期研修医を行いました。
このHPを見て下さっている多くの学生さんは、どこで初期研修を行うか迷って、悩んでいる方が多いと思います。研修先は市中病院の方が早く成長するらしい…?でも全科充実の大学病院の方が…むしろどっちも譲れないからタスキ掛け? 私も6年の夏ギリギリまで、いくつかの研修病院の見学に行き、大学病院もしくは市中病院で研修するのか非常に迷ったのを思い出します。当初は他大学卒ということもあり、出身大学や地元の市中病院での研修も考えていました。迷った末の選択でしたが、今では当院で研修をしたことが正解だったと思っています。
当院はドクターヘリを有する三次救急病院でありながら市中病院の性格を併せ持つため、救急当直ではwalk inで来られる一次、二次救急症例の診察・診断・治療まで上級医に親身に教えて頂きながらトレーニングできます。common diseaseを学ぶ絶好の機会といえます。時には心筋梗塞や脳梗塞などクリティカルな疾患が隠れており、それらの初期対応を行うこともありますが、専門診療科のバックアップ体制もきちんとしているため、本当の意味で充実し、安心した研修が行えるといえます。
開院当初からローテート方式による臨床研修を実施してきたことや、当院出身の先生方が多いため、屋根瓦式の指導体制が確立しています。組織としての研修医向けの教育プログラムも充実しており、病院全体として若手臨床医を育てようとする雰囲気が強く感じられます。具体的にはモーニングカンファレンス(:研修医による症例発表、検討会)、レジデントセミナー(:専門科の講師による臨床に役立つ講義)、スキルアップセミナー(:研修医主体で運営、専門科医師からの手技指導)などが開催されています。学ぶ機会はとても沢山あり、自分の思い次第で更に充実した研修を行えます。また研修にはやはり環境も大切です。和気藹々としながら切磋琢磨し合う同期や、厳しくも熱心に御指導くださる上級医の先生方、レベルの高いコメディカルの皆さん、綺麗な当直室や院内カフェ、高島屋などの施設も充実しています。また、晴れの国・岡山はとても気候がよく、倉敷は風情ある街並み、美味しい食べ物など魅力満載でとても過ごし易いので、仕事以外の面で大きく苦労することはありません。
私事ですが初期研修ローテート中に同病院・眼科への入局を決めました。今年度4月から眼科医としてスタートを切り始め、嬉しく思うと同時に身の引き締まる思いで日々の診療を行っています。皆さんもきっと当院での研修中にこの医局で、この先生方の下で専門科として学び、働きたいと思う指導医に出会えると思います。
色々な選択枝があって迷うと思いますが、必ず有意義な初期研修ができると思います。
当大学出身の方はもちろん、他大学出身の方も是非、川崎医科大学附属病院での初期研修、いかがですか?