ドクターヘリ運航20周年記念誌
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川崎医科大学附属病院看護主任吉峯 由香セントラルヘリコプターサービス株式会社山本 勝秀運航開始当初すべてが手探りでした。駐機場の周囲は低木の垣根のみで、芝地内に三脚に取り付けた照明灯を置き暗闇の機体を照射し保安を期していた事は忘れません。フェンス、警報装置、照明が順次設置され監視カメラも整備されました。格納庫竣工を迎え更に円滑・安全な運航に資する事は誠に嬉しく、益々のご発展を祈念致します。全国に先駆けスタートした岡山県ドクターヘリは20周年を迎えることが出来ました。事故なく、運航できたのもフライトチームが一丸となって現場活動を行ってきた賜物です。限られた環境の中で、患者の命を最優先に考え救急の最前線で働くフライトナースに誇りを持ちながら、先輩フライトナースの方々が築いてきた道を今後も継承していきます。12ドクターヘリ運航20周年記念誌ドクターヘリについて フライトナースフライトドクターとともにドクターヘリに乗り込み、看護師として現場でフライトドクターのサポートをしたり、家族に付き添ったり、さまざまな仕事を行います。現場で必要な医療資機材が入った救急バックの管理も行います。パイロット(操縦士)フライトドクターやフライトナースを乗せたヘリを操縦して現場に向かい、治療を施した患者を医療機関まで運びます。急な天候の変化に対応しながら、ドクターヘリを安全に運航するという責任の大きな仕事です。

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