文字サイズ

086-462-1111(代表)

メタボリックシンドローム

何故、怖い?メタボリックシンドローム ◆糖尿病・代謝・内分泌内科からのアドバイス

メタボリックシンドロームとは、ウエスト周囲径の増大(内臓脂肪の蓄積)を有する上で、
脂質異常症、高血圧、高血糖などを有する病態を示します。

メタボリックシンドロームの患者さんは、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などの
心血管イベントを引き起こす可能性が高く、その危険因子の管理が重要です。
特に、体重、血圧、脂質、血糖のコントロールは極めて重要であり、
そのためには夜食、間食を控える、塩分を控える、油物を控える、
タバコを控える、ストレスを溜めないようにする、適度な運動を行うなどの
生活習慣が重要です。


メタボ

またこれらの疾患は、自覚症状が出現しにくい場合が多いので、
定期的に血液検査などを受けることも重要です。
また、もし健康診断などにて何らかの異常が指摘された場合には、
その結果をうまく活用し、放置しないようにすることが必要です。

特にメタボリックシンドロームから糖尿病に移行することが多く、
糖尿病患者数は急増しています。

糖尿病は自覚症状がなくても見えないところで合併症が進行しているため
注意が必要です。糖尿病細小血管合併症(網膜症、腎症、神経障害)および
動脈硬化性疾患(虚血性心疾患、脳血管障害、閉塞性動脈硬化症)の発症、
進展を阻止して、健康な人と変わらない日常生活の質を維持し、寿命の確保、
特に健康寿命の確保が重要です。

当院では、血液、尿検査は言うまでもありませんが、
内臓脂肪などを測定するInBody と呼ばれる機器も設置しています。
外来にて数分程度で終わる簡単な検査でもあり、適宜実施しています。


糖尿病・代謝・内分泌内科 部長 金藤 秀明

食事と運動でメタボを防ごう ◆栄養部からのアドバイス

食事は健康づくりの基本となります。
日頃からエネルギーの摂り過ぎがないか見直しましょう。

●食事バランスを整えましょう●

①主食(ごはん、パン、麺など一品)、
主菜(肉、魚、卵、大豆製品から一品)副菜(野菜二品程度)とし、
主食や主菜の重複を避けましょう。


●食べ方改善で脱メタボを●

①野菜から食べましょう
野菜から食べることで主食などの食べ過ぎを防ぎ、
食物繊維がコレステロールの体内への吸収を抑えてくれます。

②腹八分目を心がける
満腹まで食べると結果的に食べ過ぎに繋がり、内臓脂肪の蓄積を促します。

③よく噛んで食べましょう
よく言われる一口30回を目標によく噛んで食べましょう。
脳が満腹感を感じるまでには数10分かかるので食べ過ぎを防ぐことができます。

④夕食は遅くならないようにする
夜はエネルギー代謝が低下し、食べたものが内臓脂肪として蓄積されやすくなります。

⑤物足りない時には、低エネルギー食材を
きのこ・海藻類・こんにゃくなどはエネルギーがなく食物繊維も豊富です。
食物繊維は水分で体積も大きくなり、満腹感が得られやすくなります。
今の時期には刺身こんにゃく、芽かぶ、焼きのこ、ところてんなどがお勧めです。


●日常の簡単な運動から始めましょう●

①車は駐車場の遠いところに止める。
②買い物は徒歩か自転車で。食材の買い過ぎも防げます。
③掃除の回数を増やしてみる。
④テレビや読書しながら、ながらストレッチをしてみる。

一番良いのは早歩きです。食後20分以上が目標です。
できることから今すぐに始めてみましょう。

自宅での食事・運動の評価は体重確認です。
体重は毎日測って、標準体重に近づけるよう頑張りましょう。

 
栄養部 糖尿病病態栄養専門管理栄養士 倉恒 ひろみ

K-style vol.47 2016夏号より
no.47

執筆者

部長(教授) 金藤 秀明 Hideaki Kaneto
専門分野 糖尿病・内分泌・脂質異常症

認定医・専門医・指導医 日本内科学会認定内科医・指導医、認定産業医、日本糖尿病学会専門医・指導医

出身大学
大阪大学 H1.3 卒業

メディカル
インフォメーション 検索

診療科・部門で探す