2024(令和6)年2月1日 川崎医科大学附属病院は、1973(昭和48)年12月17日(月)に開院しました。1970(昭和45)年の川崎医科大学開学から3年後のことです。川崎学園創設者である川﨑祐宣自らが初代病院長となり、「医療は患者のためにある」「24時間いつでも診療を行う」を理念として医師や看護師、メディカルスタッフを率いて理想の病院づくりをスタートさせました。 その日から50年の時が流れ、日進月歩の医療の世界とともに、また世の中のさまざまな出来事とともに、当院も劇的に進化・進歩してまいりました。 本記念誌は、開院50周年にして“初めての当院独自の記念誌”となります。この記念誌に何を記録し、後世に伝えていくべきか? 創設者の強い信念と思いを礎に始まった当院の「歴史」と「今」を描くとともに、診療や検査に必須の医療機器や設備、患者アメニティ等がどのように進化したか、また、それぞれの部署で「患者さん第一」との思いで、真摯な姿勢で各業務に取り組んできたスタッフの足跡が、少しでも感じ取れる内容となるように編纂しました。 記念誌編纂作業を通して、病院とは、患者さんを中心としてさまざまな職種が絶妙に連携して成り立っている組織であることを再認識しました。また、その職種においても、数々の専門分野に分かれたスペシャリストが自己研鑽を重ね、自身の役割をきちんと果たしていることに改めて気づかされました。 これまで当院を温かく見守ってくださった皆様への感謝の思いを込めたこの記念誌が、多くの方に「川崎医科大学附属病院」を知っていただく一助となること、当院現役職員が先輩たちの思いやルーツを知るきっかけとなること、またOB職員には懐かしく感じられる一冊となることを心から願います。 最後に、本誌編纂に当たっては、当院内外の多くの皆様のご協力を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。川崎医科大学附属病院50周年記念誌編集プロジェクトチーム89編集後記
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