●あゆみ⃝1970川崎学園創設。施設部施設課・整備課(保清係、 院内を歩いていると、「こんにちは」と元気に声をかけてくれるハウスキーパー室の職員たち。患者をはじめ院内にいるすべての人に、安全で快適な環境を提供するため日夜奮闘。きれいにするためだけでなく、病院という場所柄、感染対策にも力を入れる。患者さんやスタッフが気持ちよく過ごせる環境づくりに一人ひとりが自信と誇りを持って取り組むプロは、「ありがとう」の声を励みに、今日も隅から隅まで院内を美しく磨き上げている。洗濯室)設置開設以来、清掃業務・下足係・ダスト業務を担当1971施設部環境課(園芸係、構内整理係)を新設清掃は、看護部看護助手病棟保清係(病棟)、㈱松島整備課(8階)、施設部整備課(外来他)が担当2008清掃部署を合併し、「ハウスキーパー室」に名称変更。清掃業務を一括管理2014ハウスキーパー室に障がい者部門(現スマイル部門)立ち上げ2016ハウスキーパー室にてベッドセンターの管理を開始2021ハウスキーパー室に夜間学生バイト部門立ち上げ(コロナ禍における学園の学生支援)屋上庭園のバラ今(写真左)と昔(写真右)、同じ場所でのワックスがけの様子。約20年前から使っている「バキューム(赤白色)」は今も現役。掃除道具も各段に進化しているが、使えるものは修理しながら大切に使っている。病棟 デイルームの観葉植物の水やり64 環境整備は、創設者の強い信念に基づき、環境課やハウスキーパー室の職員たちによって今もきめ細かく行われている。開院以来、外部委託をせず、自分たちの手で隅々まで美しく整えてきた。環境整備は人の心身を整える大切な“おもてなし”。ピカピカに磨いた床や豊富な植栽で、病院を訪れる人に安全と快適を提供している。「笑顔で挨拶」をモットーにハウスキーパー室「木は大きく育てること」を今も守る環境課 附属病院は草花や緑にあふれている。待合やデイルームに置かれた緑は、診察や検査までの待ち時間、病棟で治療を受けながら過ごす日々の緊張や不安な心を和ませる。これらの観葉植物や屋上庭園に咲くバラなどを手入れしているのが施設部環境課職員。また樹木の管理も大切な業務で、川﨑祐宣初代病院長の「木は切ってはいけない、大きく育てること」の言葉を代々語り継いで忠実に守り、心を砕きながら大切に育てている。療養環境を支える人たち
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