川崎医大附属病院 50周年記念誌
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各科外来の受付(開院〜2004年頃まで)本館棟2階に隣接していた頃の医事課(左)、病院庶務課(右)(2000年頃)自動再来受付機を導入「一患者一診療録」制の導入(診療録の合冊)2002西館棟竣工。病院庶務課が西館4階へ移転2003DPC導入2004外来改修工事開始(〜2010年完了)2005病院機能評価受審広報誌『かわさき』(現・K-style)創刊2006自動精算機導入。外来計算窓口を対面2007外来診察室への患者呼び込み用システム2010電子カルテ導入。医療機器管理課(現・医療材料センター)が事務局購買部へ改組2022病院事務部に「病院働き方改革推進室」設置「サイボウズ」運用開始方式に変更。「予約センター」新設運用開始現在の医事課(電子カルテ端末が並ぶ)61 病院事務部は、その業務の基本である患者へのサービス提供と、それを支援するための職員へのサービス提供を、開院以来変わらず行っている。医事課では「患者第一」をモットーに、来院時の案内・誘導、受診受付から診療費の計算・会計まであらゆる場面での患者対応を最前線で行い、医師・看護師等と患者とをつなぐ役割も果たしている。病院庶務課では、特定機能病院として高度複雑化する当院の管理運営を円滑に遂行するため、各種申請・届出や、定期・不定期に実施される行政当局からの検査等へ対応するなど多岐にわたる業務に当たっている。また、医療専門スタッフができるだけ本職に専念できるよう事務的な部分を請け負い、きめ細かなサポートを心掛けている。なつかしの写真時代とともに⚫ 患者の呼び出し (名前での呼び出しから番号表示へ) 総合受付、各科受付、診察室、会計窓口での患者呼び出しは、かつては「マイクで名前を呼ぶ」方式だった。個人情報保護法(2005年)により、人前で「名前を呼ぶ」ことは極力控えるようになり、診察室への呼び込み、薬の受け渡しなどは番号表示へと変更した。⚫ 業務のシステム化と「カルテ合冊作業」 医事業務においては、「紙カルテ」に始まり、レセプトコンピュータ、オーダリングシステム、そして現在の電子カルテ導入まで、時代とともに着実に進化してきた。中でも忘れられないのは「カルテ合冊作業」。当時患者別ではなく、診療科別に作成していたカルテを患者ごとに1冊にまとめるため、全カルテを手作業で分類、集約する、地道で壮大な作業を病院事務部職員総出で行った。(参考:当時の外来患者数 約1,500人/日)1973附属病院開院。本館棟2階に事務部として管理課(職員サービス)、業務課(患者サービス)、会計課(現金出納)を設置。事務職員26名。院内職員向け広報紙『附属病院広報』(第1号)発行1978事務局機構統合により、病院事務部門は発展的に解消。病院事務部を病院業務部に改組し、患者サービスを行う部署として「病院業務部医事課」設置1980病院業務部(現・病院事務部)に「病院庶務課」が再発足し、医事課との2課体制へ1985医事業務用としてレセプトコンピュータ導入1999病院事務部に「医療機器管理課」を新設2001「オーダリングシステム(第1期)」稼働病院事務部のあゆみ病院事務部「患者第一」の心で患者に寄り添い多職種の医療スタッフをつなぐコーディネーター

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