川崎医大附属病院 50周年記念誌
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新 2023年旧 1990年頃新 2023年旧 1990年頃〈一般病棟・救急病棟他〉〈ICU〉 新人看護師等対象の人工呼吸器等研修会(1990年代)については、カンファレンス室などの設備が不十分な場所では、「紙芝居」なども用いて実施した。今は動画視聴も活用した研修となっている。看護師に“紙芝居”で説明実際の紙芝居の一部1988年サーボ900ベネット7200KM88002002年2002年サーボi/sベネット8402023年2023年サーボUベネット980ACH-Σマルチタイプ55 装置の進歩01 人工呼吸器90年頃は「サーボ900」シリーズが院内で多く使用され、後に院内スタンダード機種として統一された。以後、バージョンアップし、現在、一般病棟では「サーボi/s」、ICUでは「ベネット」シリーズへと進化。マスク式換気や高流量酸素療法等、非侵襲的なものも使用されるようになった。 装置の進歩02 人工心肺装置人工心肺装置で心臓手術を行うが、昔のものはモニタやアラーム機能が乏しい。また昨今は補助的な体外循環装置(ECMO等)も手術やICUでの治療に一般的に用いる。準備から操作、撤収まですべて臨床工学技士が対応している。 装置の進歩03 血液浄化関連装置以前は各治療ごとに専用装置が必要であり、使用目的が限定されていたが、現在は一台でさまざまな血液浄化療法が可能である。モニタリングやアラーム機能が付加され安全に治療ができるようになった。1988年パソコンが一般的でない時代の研修風景歴史を物語る モノ・装置

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