川崎医大附属病院 50周年記念誌
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病院の日病院の日カード桃の節句桃の節句カード栄養食事基準初版発行中管理開始。メニューのサイクル化13階病棟食堂開設以後、各病棟において順次開設「POMRガイドブック」に登載適時適温給食(保温食器)導入西館棟竣工。西館棟1階へ移転付き添い食開始(※対象病棟限定)配茶廃止NSTのカンファレンス風景栄養指導(ベッドサイド)46 栄養部は栄養指導部門と食事管理部門の2部門から成り、栄養面から疾病の治療や予防に必要なケアを行っている。食事管理部門では、直営で入院患者の病態や栄養状態に応じた食事が選択できるよう、成分別特別治療食基準を採用し、適切で安全な食事を提供している。栄養指導部門では、特に食事療法が必要な疾病について、治療食の必要性や、がんや低栄養の患者も食事療法を継続しやすいよう、患者に適した形で指導。また、栄養サポートチーム(NST)のコアメンバーとして、周術期栄養、糖尿病透析予防、緩和ケアチーム、褥瘡チーム、摂食嚥下チームなど専門性を生かした栄養管理を行っている。今も変わらず⚫給食管理業務 朝5時半から夜20時までローテーションを組み、年中無休で実施。食事は一般治療食、特別治療食とあり、サイクル献立を基本とした夏献立・冬献立を提供。毎食200種類以上のメニューから個人対応を行う。 月に1〜2回、旬の野菜と時季に合わせ、メッセージカードとともに行事食を提供している。時代とともに⚫NST(Nutrition Support Team)栄養サポートチームの活動 2004年から、入院患者の栄養状態を把握し、きめ細かく対応するために、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士によるチーム医療を開始。毎週チームミーティングと回診を行い、さまざまな要因で低栄養状態に陥った患者に対して栄養サポートを行っている。⚫患者栄養指導 管理栄養士による病棟や外来での患者栄養指導の歴史は長いが、近年は栄養管理内容の個別化がさらに進み、体重計のみだった身体測定装置も、現在は「体成分分析装置(InBody測定)」や「間接熱量計」などの医療機器へと進化。栄養管理の一つとして取り入れている。1973附属病院開院と同時に栄養給食部開設(本館棟1階)。入院患者に対して給食開始(職員10人)1974糖尿病、肝臓病、腎臓病の教室開始1977栄養価計算コンピューター導入1978外来栄養相談室開設1981調乳業務開始。食数を栄養給食部で集1982厨房改修工事(ベルトコンベア式盛付導入)19841989栄養記録の統一 1990食数管理業務へのコンピューター導入1992「栄養部」に名称変更2002オーダリングシステム導入2004NST活動開始2010電子カルテシステム導入2011産学共同研究の取り組み開始2013栄養部レシピコンテスト開始2022選択食導入(有料で主食をパンに変更)栄養部のあゆみ栄養部専門性を生かし、患者に応じた適切な栄養管理で疾病の治療や予防に必要なケアを多角的に行う

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