川崎医大附属病院 50周年記念誌
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新 オーダリングシステム、電子カルテシステム旧 手書き処方、紙カルテ開院当時は、できあがった薬の患者名を、マイクを使って一人ひとり読み上げてお知らせしていた。「電光掲示板」が登場。掲示板に「お薬番号」を表示し、お知らせした。「液晶モニター」に進化。お薬番号以外に薬剤部からのお知らせや注意事項等も表示している。緩和ケアカンファレンス45 装置の進歩01 「手書き処方・紙カルテ」から「オーダリング〜電子カルテシステム」へ2001年のオーダリングシステム、2010年の電子カルテ導入により、それまで手書き処方だった処方箋や薬袋がプリンターから出力されるようになり、大幅に効率が上がった。薬物相互作用のチェックがシステムで可能になり、安全性も向上。薬剤管理指導記録等を他職種と情報共有できるようになった。 装置の進歩02 お薬カウンターの変遷今も変わらず外来院内処方 開院以来、現在も約94%を院内で調剤している。開院時、約50枚/日だった処方箋は、現在は1,000枚/日を超えている。⚫チーム医療へのかかわり 高度かつ先進的医療を提供する上で、薬剤の専門的知識は必要不可欠。それぞれの領域の資格を持った薬剤師が日々自己研鑽を重ね、他職種とともに安心安全な医療の提供に努めている。(がん化学療法、緩和医療、感染管理、栄養サポート、HIV治療、二次性骨折予防、術後疼痛管理等)時代とともに⚫粉薬のうつりかわり 開院当時、粉薬は一回分ずつ手作業で包んでいた。現在は、分包機がその代わりをしている上、各袋に患者名や処方日、薬剤名等が印字できるようになった。歴史を物語る モノ・装置

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