川崎医大附属病院 50周年記念誌
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新 替刃式ミクロトーム刀旧 ミクロトーム刀新 包埋センター旧 バット新 病理・細胞検査業務支援システム  PathWindow旧 病理システム旧 Tanac cardマークシートにデータを手書きして蓄積し、ここからさまざまな疾患を抽出していた検体受付から診断入力まではもちろん、患者検索、分野別の検体数、種々の疾患抽出などの検索も容易に行える薄切風景41 装置の進歩01 薄切の進歩以前は一本刀と呼ばれるミクロトーム刀を毎日革砥で研磨していた。やがて自動研磨機が導入され、刀も「替刃式」に進化(1980年代)。切れ味もよく、刃こぼれしてもすぐに交換できるため、標本の出来が各段に向上した。 装置の進歩02 ブロック作製の進化病理組織標本は、現在では包埋カセットでのブロック作製により「一検体一ブロック」の形となっているが、以前は複数個の検体を包埋し、一つずつに切り分けた。作製にはガスコンロで金網越しにバット内のパラフィンを溶かし、作業を行っていた。 装置の進歩03 病理データ検索の進化開院時から1984年までは、手書きのマークシート形式のTanaccardを使用。2006年から病理・細胞検査業務支援システムPathWindowを導入し、現在は電子カルテと連携している。歴史を物語る モノ・装置

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