POMR全病棟導入 サプライ中央化発足リエゾンナース採用ジェネラリスト対象クリニカルラダーシステム導入。看護診断 NANDAI-NIC-NOC導入2011ベッドコントロールセンター師長配置2013ナースキャップ廃止。ナースバッジの運用開始(新人指導者、臨床指導者、実地指導者、リンクナース、オンコロジーナース)た看護実践能力を有すると日本看護協会から認められた資格である。これらの教育課程を持つ大学は全国に複数あり、川崎学園が設ける「大学院等在職進学制度」を活用して進学する看護師もいる。なお、医療福祉大学大学院修士課程保健看護学専攻においては「がん看護学」および「クリティカルケア看護学」のコースを設置し人材を育成している。 当院には、がん看護専門看護師2名、急性・重症患者看護専門看護師1名が在籍し、それぞれ当院看護部長(兼医療福祉大学保健看護学部特任教授)、緩和ケアセンター専任看護師、高度救命救急センターフライトナース(兼医療福祉大学保健看護学部講師)として活躍している。専門看護師は、自らの高い看護実践能力で看護を提供することはもちろんのこと、課題を見つけ、解決のための看護実践の仕組みを構築し、院内の看護実践の向上を目指すなど、期待されている役割は大きい。認定看護師との協働で、医療倫理コンサルテーションチーム体制の基盤を作るなど、確かな実績も収めている。国際学会にもつながる院内看護研究発表会 看護部では、開院4年目の1976(昭和51)年から「院内看護研究発表会」を年一回開催している。これは大学病院ならではのもので、現場での臨床課題を調査・分析している。担当部署は数か月かけて入念に準備し、看護職員全員(勤務者以外)の前で研究成果を発表する。院内発表の後には全国学会、時には国際学会へとつながる大切な研究発表会となっている。新人看護職員研修、看護学生実習の環境整備 2010(平成22)年、新人看護師の卒後臨床研修が全国的に努力義務化された。当院では、すでに1999(平成11)年から新人看護職員研修を行っており、2010(平成22)年以降は、厚生労働省新人看護職員研修ガイドラインに沿って研修企画を行っている。Off-JT(集合研修)とOJT(部署内教育)を連動させ、新人看護師の到達度や精神面を考慮しながら研修を展開している。特に、当院独自の支援体制である「川崎プリセプターシップLife」では、新人看護師に決まった相談相手(先輩看護28師)を配置し、約一年間にわたって仕事のやり方、学習方法、悩みごとなどの精神面や生活面などの相談・支援を行っている。これに加え、リエゾンナースによる心理的な支援、職員健康推進室および人材育成委員会からのフォロー、新人教育担当者による個人面談など、看護職員全員で協力し効果的な支援を行っている。 さらに当院で実習を行う看護学生のため、各部署に「実習指導者」を配置して実習受け入れ体制を整備。医療福祉大学保健看護学科と協働し、年二回、当院の病棟看護師を大学へ派遣して看護技術演習を実施するなど、学生の臨床実習へのスムーズな導入や学びの質向上にも力を注ぎ、将来の看護の担い手を大切に育てている。1973附属病院開院・診療開始(12月)1976チームナーシング体制導入19791981プライマリーナーシング導入(総合診療部)1987看護記録委員会独立1988プライマリーナーシング導入(全病棟)1990看護診断導入1991第1回看護セミナー開催。看護要員確保対策委員会1992育児休業制度導入1994申し送り廃止(全病棟)。プリセプターシップ制度導入。1995看護助手によるメッセンジャー業務試行。コンピュータによる勤務計画作成実施。プリセプターシップ委員会発足20072交替制導入2009看護補助員採用。オンコロジーナース養成研修1期生2010電子カルテ導入。ナーススケジューラ導入。2015看護職員ユニフォーム変更。DiNQL「労働と看護の質ベンチマーク評価」2017医療介護福祉士採用2018特定行為実践開始。JNAクリニカルラダー導入2020看護助手キャップ廃止2022総合医療センターと看護職員の一括採用試験開始看護部のあゆみ
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