手術ナビゲーションシステムThe Present and Progress of Medical Treatment and Nursing 西館棟6階には中央手術室、血管造影室、ICU・CCUが配置されている。中央手術室では、ダビンチやROSAなど手術支援ロボットやナビゲーションシステムを用いた、大学病院ならではの難易度の高い手術が日々行われている。2021(令和3)年には、中央手術室内に高度な血管内手術を行うハイブリッド手術室も新設された。 また当院は、わが国で初めて開設された医科大学リハビリテーション医学教室の初代教授・明石謙を中心に、早期社会復帰へ向けたリハビリテーションに早くから力を入れてきた。そのため、北館棟には救急部門(救急外来、救急ICU、SCU、救急病棟)、健康診断センターのほか、リハビリテーションセンター、リハビリテーション科外来と病棟、さらに上階には専門学校川崎リハビリテーション学院を配置した。医療福祉大学学生等も含め、リハビリテーションの臨床実習の場として教育上効果が高い造りとなっている。なお、病棟は特定機能病院として初めて「回復期リハビリテーション病棟」として設置された(現在はリハビリテーション病棟)。患者に選ばれる病院を目指して 外来部門も病棟と同様に、2007(平成19)年から「臓器疾患・機能別センター外来」として構成し、専門性19 病院建物は本館棟(1973年竣工)、救命棟(1979年竣工)、西館棟(2002年竣工)、北館棟(2009年竣工)で構成され運営されている。病棟は専門性の高い診療を行うため、臓器・機能別に構成されている。西館棟および本館棟9~15階に、「7つの臓器疾患・機能別センター病棟」、すなわち循環器・呼吸器センター、腎尿路・血液・糖尿病センター、脳神経・精神センター、小児・女性医療センター、皮膚・運動器センター、消化器センター、感覚器センターの各病棟が配置されている。それぞれのセンターでは内科系医師と外科系医師が連携を取り、患者にとって最適な高度医療を提供している。大学病院としての専門性の高い入院医療安心安全で専門性の高い医療の提供
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