川崎医大附属病院 50周年記念誌
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重症処置室に救急隊が患者を搬入熱傷患者の治療17 川崎医科大学附属病院高度救命救急センターでは救急科の医師を中心に診療専門各科の医師との連携のもと、自力あるいは家族の付き添いで来院する一次救急から救急車やドクターヘリで来院する三次救急を受け入れ、24時間365日お断りすることのない救急診療に取り組んでいる。 2009(平成21)年竣工の附属病院北館棟に整備された西日本最大級の規模を誇る救急外来には一般救急診察室、小児救急診察室に加え、感染症に対応する診察室も備えている。さらに充実した機能を持つ重症処置室、初療室、最新のCT、MRI等の画像診断装置が配置され、迅速な救急診療を開始することが可能となっている。 緊急入院が必要な患者に対しては救急一般病棟(36床)、救急ICU(10床)、脳卒中センター(SCU9床)が整備され、岡山県における救急医療の最後の砦として県民の生命を守っている。 高度救命救急センターの中核である救急ICUでは重度熱傷、中毒、多発外傷など高度で特殊な治療を要する重症患者を受け入れている。 2020(令和2)年から始まったコロナ禍では、救急病棟の中にHCU9床を整備。多くの重症コロナ患者を積極的に受け入れ、診療に当たった。 川崎医科大学の母体となった川崎病院は創設者川﨑お断りすることのない救急医療24時間 いつでも最高水準の診療を診療の今とあゆみ

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